こんにちは!
スーパーの惣菜担当 料理愛好家の「ひこめ」です!
今回のテーマは、「2024年8月の食品値上げ動向とスーパーマーケットの販売状況」です。
最新(2024年8月)の食品業界における値上げ動向と、スーパーマーケットの販売統計調査の結果について詳しくお話しします。
この記事は、帝国データバンクの「食品主要195社価格改定動向調査―2024年8月」と、スーパーマーケット協会の「スーパーマーケット販売統計調査資料(2024年6月実績)」を基に、ChatGPT-4でまとめました!
- 2024年8月の食品値上げ動向
- 2024年8月:値上げに後退感!?価格維持の動き始まる!
- 惣菜部門の売上動向
- 2024年後半にかけて主に値上げされる品目
- 2024年6月のスーパーマーケット部門別売上
- 今後の値上げ予測と消費者への影響
- まとめ
2024年8月の食品値上げ動向
値上げの詳細:「食品主要195社価格改定動向調査―2024年8月」
2024年8月、食品主要195社による値上げは642品目に達しました。特に注目すべきは、加工食品、菓子、酒類・飲料の値上げです。
カテゴリ | 品目 | 値上げの主な要因 |
---|---|---|
加工食品 | パスタ製品、乾麺、ミックス粉 | 輸送費の上昇 |
菓子 | チョコレート製品、菓子パン | カカオ豆の価格高騰 |
酒類・飲料 | 清涼飲料水、缶・PET飲料 | 輸入コストの増加 |
8月の値上げ品目数は前年同月比で46.4%減少し、8ヶ月連続で前年同月を下回りました。また、値上げ1回あたりの平均値上げ率は12%となり、2024年内では最も低い水準でした。
円安と物流費の影響
2024年の値上げ要因では、「物流費」の上昇が大きな影響を与えています。円安ドル高の進行により、輸入コストが増加し、8月の値上げ品目のうち約30.2%が円安の影響を受けました。特に猛暑や干ばつといった異常気象が続く中、カカオ豆やオレンジなどの価格が急騰し、チョコレート製品をはじめとする多くの食品で値上げが相次ぎました。
2024年8月:値上げに後退感!?価格維持の動き始まる!
値上げの勢いに陰り!?
2024年8月以降、値上げの勢いに後退感が見られ始めています。円安や物流費の上昇によるコスト増加が依然として続いているものの、消費者の「値上げ疲れ」が顕著になり、購買意欲が低下しているのです。
消費者の購買行動が慎重になる中、多くの企業は本体価格をこれ以上引き上げるのではなく、内容量を減らす「実質値上げ」や価格据え置きによる販売方法にシフトし始めています。
このような動きは、特に食品業界において目立ち、価格維持をしながらも利益を確保するための戦略が取られています。
特に2024年後半には、値上げラッシュが続くことが予想される中で、10月にかけて2000品目以上の値上げが予定されている一方で、価格維持を模索する企業も増加しています。
この動きは、実質賃金の伸び悩みや、消費者の購買力の低下が背景にあると考えられます。
惣菜部門の売上動向
惣菜の売上増加とその要因
2024年6月のスーパーマーケット販売統計調査によると、惣菜部門の売上は前年同月比で3.2%増加し、11,250,000万円に達しました。
これは、夏場に向けた需要の高まりが主な要因とされています。
気温が高くなると、家庭での調理時間を短縮したいというニーズが高まり、その結果、惣菜の売上が伸びる傾向があります。
さらに、景況感調査によると、惣菜部門の景気が前月よりも改善していることがわかりました。この改善は、季節要因に加えて、スーパーマーケット各社が展開した新商品やプロモーションの成功が影響しています。
2024年後半にかけて主に値上げされる品目
具体的な値上げ対象
今後2024年後半にかけて、特に値上げされると予想される主な商品は以下の通りです:
- 加工食品
パスタ製品や乾麺など、輸送費の上昇や輸入小麦の価格高騰が影響しています。家庭用ミックス粉も値上げ対象で、特に輸入原材料の価格上昇が要因です。 - 菓子
チョコレート製品が中心で、カカオ豆の価格高騰が主な要因です。菓子パンや一部の菓子類も、原材料の価格上昇により値上げが続く見込みです。 - 酒類・飲料
清涼飲料水、缶・PET飲料、ビール類を除く酒類が対象で、輸入コストの増加が背景にあります。特に秋以降は、アイスクリームや氷菓製品の値上げが予想されています。
これらの品目は、主に円安や原材料高、物流費の上昇といった複合的な要因で値上げされる予定です。
2024年6月のスーパーマーケット部門別売上
部門別の売上と動向
2024年6月のスーパーマーケット販売統計調査では、各部門別に売上の増減が確認されました。
全体として売上高は前年同月比で増加しましたが、特に青果と惣菜部門の伸びが顕著でした。
部門 | 売上高 | 前年同月比 |
---|---|---|
青果 | 14,550,000万円 | 104.1% |
水産 | 8,900,000万円 | 101.0% |
畜産 | 12,150,000万円 | 98.5% |
惣菜 | 11,250,000万円 | 103.2% |
日配品 | 21,050,000万円 | 101.5% |
一般食品 | 27,050,000万円 | 103.2% |
特に、青果部門は前年同月比で4.1%増と最も高い成長率を記録し、季節の野菜や果物の好調さが背景にあります。惣菜部門も、夏場に向けた需要増加により、3.2%の増加を見せました。
水産部門や日配品部門は安定した成長を見せている一方で、畜産部門はわずかに減少しています。
景況感の改善
6月のスーパーマーケット中核店舗における景況感は、ここ数か月の悪化傾向から一転して小幅に改善しました。
これは、これまでの値上げによる一品単価の上昇が一巡しつつあることや、季節商材の好調が要因です。また、物流問題や気候変動に対する柔軟な対応力が、今後の販売動向において重要な役割を果たすと考えられています。
今後の値上げ予測と消費者への影響
2024年後半の値上げラッシュ
帝国データバンクの調査によると、2024年後半も値上げが続く見込みです。特に10月には2000品目以上の値上げが予想され、円安や原材料高の影響がさらに強まるとされています。
月 | 値上げ品目数 |
---|---|
8月 | 642 |
9月 | 1339 |
10月 | 2491 |
まとめ
2024年8月の食品値上げは、加工食品や菓子、飲料を中心に進んでおり、特に物流費や円安、カカオ豆の高騰が影響しています。ただし、値上げのペースは落ち着きつつあり、価格据え置きや実質値上げの動きが見られます。
一方、スーパーマーケットの惣菜部門は、季節要因やプロモーションの成功で売上が好調です。
今後も価格上昇が予想されるため、節約や代替品の活用を考えることが重要です。最新情報も引き続きお届けしますので、お見逃しなく!