また値上げ!?2025年3月の食品価格改定|影響を受ける商品&メーカーまとめ
最近、スーパーで「あれ?また値上げ?」と感じること、増えていませんか?
2025年3月も例外ではなく、多くの食品メーカーが価格改定を実施 し、特に加工食品・酒類・飲料・乳製品 の分野で大きな値上げが続いています。
この値上げラッシュ、ただの気のせいではない!!
前年より4カ月も早いペース で値上げが進んでおり、飲食料品の価格上昇は止まる気配がありません!
今回も、帝国データバンクの「食品主要195社」 の調査結果をもとに、値上げの背景や対象商品について詳しくまとめました!
日々の食費に直結する話題だからこそ、しっかり把握して、少しでも賢くお買い物したいですね。
2025年3月の値上げの実態
特に加工食品(1,381品目)の値上げが顕著で、冷凍食品やチルド麺製品が影響を受けています。
また、酒類・飲料(534品目)ではジュースや果汁飲料、乳製品(284品目)ではチーズやヨーグルトの値上げが相次ぎました。
主な要因は、原材料費の高騰(98%)、物流費の上昇(80.9%)、人件費の増加(43.5%)とされ、円安も一因となっています。
1回あたりの平均値上げ率は17%となり、これまで以上に、節約を意識させられそうです。棒グラフを見る感じだと、来月のほうが大変そうですが・・・
具体的な値上げ商品とメーカー情報
では具体的に何が上がったの?
一部メーカーのサイトにあった値上げ情報をまとめました。
加工食品
1. 日清食品
- 対象製品:チルド麺製品
- 価格改定時期:2025年3月1日納品分より
- 価格改定率:メーカー希望小売価格の約5~12%アップ
2. 大塚食品
- 対象製品:「ボンカレーゴールド」シリーズ
- 価格改定時期:2025年3月1日納品分より
- 価格改定内容:希望小売価格を205円から235円へ改定
3. 日清製粉ウェルナ
- 対象製品:小麦粉製品(薄力粉・中力粉)、ミックス、その他製品、乾麺製品、パスタソース製品、冷凍食品
- 価格改定時期:2025年3月1日納品分より
- 価格改定率:約1~9%(冷凍食品は約5%)
- 家庭用製品の価格改定について
酒類・飲料
1. キッコーマン
- 対象製品:デルモンテブランドの果汁飲料・おろしシリーズ
- 価格改定時期:2025年3月1日納品分より
- 価格改定率:希望小売価格で約6~10%アップ
2. 雪印メグミルク
- 対象製品:市乳商品(市販用・宅配用)、乳食品(市販用)、業務用商品
- 価格改定時期:2025年3月1日
- 価格改定率:約0.6~12.6%
乳製品
1. 明治
- 対象製品:粉末プロテイン、乳児用調製液状乳、栄養食品、チーズ、バター・油脂類、チョコレート、飲料
- 価格改定時期:2025年3月1日
- 価格改定率:約4~33%
なぜ食品価格は上がり続けるのか?
値上げ要因 | 2025年 | 2024年 | 2023年 |
---|---|---|---|
1-8月 | 1-12月 | 1-12月 | |
原材料高 | 98.0% | 92.2% | 96.2% |
エネルギー | 61.3% | 60.6% | 80.6% |
包装・資材 | 59.7% | 68.5% | 60.6% |
物流費 | 80.9% | 68.1% | 58.4% |
円安(為替の変動) | 13.5% | 28.1% | 11.4% |
人件費 | 43.5% | 26.5% | 9.1% |
※帝国データバンクの資料を元に、ChatGPTで再生成したもの。値上げ要因には一部重複を含む。
1. 原材料費の高騰(98%の影響)
2025年の値上げ要因の中で最も大きいのは「原材料高」です。小麦粉やカカオ豆などの価格が高騰し、食品メーカーのコスト負担が増加しました。
2. 物流費の上昇(80.9%)
トラックドライバーの労働時間規制強化や燃料価格の上昇により、物流コストが上がっています。これが食品価格にも反映されています。
3. 人件費の増加(43.5%)
最低賃金の引き上げや定期昇給などにより、食品メーカーの人件費が上昇し、それが価格改定の一因となっています。
4. 為替の影響(円安)
円安の影響で、輸入原材料の価格が上昇し、食品メーカーはコストを価格に転嫁せざるを得ない状況となっています。
まとめ
2025年3月の食品価格改定は、前年の3倍以上 の規模となり、2,343品目 が対象となりました。特に、日々の食卓に欠かせない以下の分野で大きな影響が出ています。
- 加工食品(パスタ、レトルト食品など)
- 菓子類(チョコレート、スナックなど)
- 乳製品(チーズ、バターなど)
- 飲料(コーヒー、果汁飲料など)
「また値上げか…」とつい嘆きたくなるところですが、各メーカーの公式発表をこまめにチェックしながら、賢く買い物する工夫が大切 ですね。価格の変化を上手に捉えながら、うまくやりくりしていきましょう!