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【コメ価格が過去最高!】石破首相の“説明責任”発言!? 江藤農水相の失言・更迭から小泉氏の就任・決意まで、時系列でまとめてみた

米は3000円台が妥当なのか?新農水大臣で何が変わる?


 

2025年5月現在、お米の価格は依然として高止まりしています。
そして、ついに政府が本格的な対応に乗り出し、農林水産大臣の更迭という異例の事態も起きました。

 

今回は、「米が高すぎる」という声に政府がどう動いたのか、
そして私たちの生活にどんな影響があるのかを、直近であったことを時系列でまとめてみました。

 

 

最新のコメ価格!は5kg4,268円!!過去最高に!!

最新のコメ価格は、ついに5kgで4,268円に!
過去最高値を記録しました(2025年5月5日〜11日週)。

www.maff.go.jp

 

前週(4,214円)からは+54円(+1.3%)の上昇。2週ぶりの再上昇となります。

 

実は4月下旬(4月21日〜27日)には4,233円だったのが、 翌週には4,214円(▲19円)と一度下がっていたんです。 ところが5月に入って、価格は再び反転。

前年同期比では+2,160円(+102.5%)と、信じられないほどの上昇です。

 

特に最近注目され始めたブレンド米でも値上がりは進行中です。

同週のブレンド米平均価格は5kg3,895円で、前週から+54円の上昇でした。


 

注目され始めたブレンド米は減少傾向

販売シェアではブレンド米の割合が最大33%(4月下旬)まで拡大。
政府が備蓄米を活用して販売を後押ししてきた影響も大きいです。

ただ、5月に入るとやや減少傾向(31%)

 

販売データでは理由までは明記されていませんが、やはり主食であるおコメは国産がいいですよね。

ブレンド米はコスパに優れる一方で、長期的には“好みに合うかどうか”も大切になってきそうです。

 

 

「コメ買ったことない」発言の波紋と大臣交代

2025年5月18日、江藤農林水産大臣が発したのは、

「コメ? 買ったことがない。売るほどある。」

という言葉。

 

これがSNSを中心に大炎上。
「庶民感覚がない」「消費者バカにしてる?」という批判が殺到し、
野党からも辞任要求が相次ぎました。

そして、2025年5月21日付で江藤農水相は更迭されました。

 

 

小泉農水相の方針:「コメ担当大臣になります」宣言

新たに就任したのは、小泉進次郎氏。

「今、私がやるべきことは、とにかくコメ。コメ担当大臣として全力で取り組む」

このコメントが報じられると、価格高騰に対応する姿勢を評価する声がある一方で、「すぐに安くなるとは思えない」といった冷静な見方もあり、期待と不安が入り交じっています。

さらに注目すべきは、その政策方針です。


 

「随意契約」とは何か?備蓄米をどう使う?

現在、政府の備蓄米は「入札方式」で販売されており、
これが価格の安定を妨げる要因の一つとされています。

ここで小泉農水相が提案したのが、
「随意契約」方式への移行です。

◆ 随意契約とは?

入札とは違い、特定の業者とあらかじめ決めた条件で直接契約できる方法です。
要は、競争による価格の吊り上げを避けて、
あらかじめ決めた値段で“必要なときに必要な量”を市場に出せる、というメリットがあります。

「価格が暴騰しても、買い負けない仕組みを作る」というのが、小泉氏の狙いです。

◆ 備蓄米の“無制限放出”も視野に

「仮に需要があった場合は、無制限に出す。今までとは違う、大胆な手が必要」

つまり、消費者が「買えない」状況を作らないために、
「需要に応じて無制限の放出も視野に入れている」ようです。

 

 

石破首相「米は3千円台であるべき」 減反見直しと説明責任を強調

2025年5月、石破茂首相は党首討論や予算委員会にて、コメの価格高騰に対し

「5kgで3,000円台でなければならない。4,000円台はあってはならない」

と価格抑制の必要性を訴えました。その背景には、「供給がギリギリ」との認識があり、現行の生産調整(いわゆる減反)を見直し、生産拡大を図る方針を明らかにしました。

 

ただし、価格が下がらなかった場合の責任の取り方については、

「国民への説明責任を果たすことが首相の務め」

と述べ、辞任など進退への明言は避けました。政府は今後、備蓄米の柔軟な放出とあわせて、価格安定と供給確保の両立をめざすとしています。


 

5月22日生放送に出演した小泉新農水大臣のコメント

2025年5月22日、小泉進次郎農林水産大臣は日本テレビ「news every.」に生出演し、コメ価格高騰に対する政府の対応について語りました。

コメ価格をどこまで下げるのかという問いに対して、小泉氏は次のように述べています。

「3999円を達成したら言ったことをやったとはならない」

この発言は、単なる数字の達成でなく、実質的な負担軽減が重要だという姿勢を示すものでした。

また、第4回目となる政府備蓄米の追加放出についても次のように明言しています。

「今日中に財務省と農水省で調整をまとめて、少なくともこの数日そんな遠くないうちに、詳細な制度設計を発表できればと思います」

さらに番組内では、

「安く卸して価格破壊を一定程度起こさないと世の中の空気は変わらない」

とも発言し、コメ価格の是正に向けた強い姿勢をあらためて示しました。

※小泉進次郎農水相の発言は、2025年5月22日放送「news every.(日テレNEWS)」より引用 番組ページはこちら


 

まとめ

米価はついに5kgあたり4,268円と、過去最高値を記録しました。 これを受けて、政府は備蓄米の「随意契約」導入や価格安定策の見直しに動き、 農水大臣も江藤氏から小泉氏へと交代する異例の対応となりました。

 

さらに、石破首相は「米は3,000円台であるべき」と明言し、 現行の減反政策の見直しと生産拡大によって、 価格の正常化を目指す姿勢を明らかにしました。

 

ただし、価格が安定するまでには時間がかかるのも事実です。 
はやく安定した価格に戻って欲しいですね・・・。