カレーライス1杯が429円!?家計にしのびよるカレーショック
最近、夕飯の定番だったカレーライスが「節約メニューじゃなくなってきたな」と感じた方、いませんか?
実はこの4月、帝国データバンクの調査によるとおうちカレー1杯のお値段が429円に達したんです。
「カレーライス物価指数」調査―2025年4月分|株式会社 帝国データバンク[TDB]
「えっ?いつの間にそんなに高くなったの?」
と驚いた方も多いはず。
今日はその背景と、これからどうなるのか考えていきます!
カレーが節約料理じゃなくなった!
かつては「とりあえずカレーにしとこ!」という家庭もあったかもしれません。
しかし!
買い物中に「ん?お肉高いな」「ジャガイモ1個でこの値段?」と、カレーの材料を手に取るたびに物価高を感じている人も多いはずです!
その感覚、実に正しかったんです。
カレーライス物価が1年で33%もアップ
※画像内の数値は帝国データバンク「カレーライス物価指数(2025年6月発表)」をもとに筆者が再構成したものです。
帝国データバンクの最新調査(2025年4月)によると、
カレーライス1杯=429円(前年比+108円/+33.6%)
とのこと。
しかも、これは「家で作った場合」の金額。
外食じゃないんですよ。
物価指数で見ても、2020年を100とした場合、
2025年4月の指数は156.7
5年間で6割近くも値上がりしているんです。
野菜もお米も値上がり…具材のコストが直撃
カレーの値上がり、その原因はズバリ「材料費」。
特に大きかったのがこちら:
- ごはん(ライス):185円(前年比+92円)
- カレー具材(肉・野菜):215円(前年比+16円)
ごはんだけで半分近くのコストを占めてるんですね。
野菜では、ニンジンやジャガイモが平年の2倍近い価格にまで高騰。
どうする?節約派のカレー対策
とはいえ、子どもも大人も大好きなカレー。
「もう作らない」なんて選択肢はちょっと悲しいですよね。
そこで、こんな工夫をしてみるのはいかがでしょうか:
- ごはんを備蓄米に置き換える:政府備蓄米の流通により、ライスコストが最大2割安くなる可能性あり。ご飯が固くなってしまっても、カレーなら気になりません。
- ひき肉や鶏むね肉に変更:牛肉や豚肉の代わりに、チキングリルをトッピングしたり、粗挽きのひき肉で作るのもありです。
- 根菜を減らして冷凍野菜にシフト:どんどん売上を伸ばしている冷凍野菜を使うのがオススメ!カレー野菜3食分198円程度で売っているところもあるので、別々で買うより、コストを抑えられます!
まとめ:カレーの常識が変わった今、できること
かつて「安い・うまい・早い」の代表だったカレーですが、いまや家計を直撃する存在に。
そんな今こそ、家族の好みや体調、ライフスタイルに合わせた“わが家流カレー”を見直すチャンス!!
例えば野菜たっぷりのヘルシーカレーや、少量でも満足感のあるスパイスカレーなど、価値を「価格」から「満足度」に切り替える発想が、これからの新しいカレーの常識かもしれません。