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夏の食中毒を防ぐ!惣菜コーナーのプロが教える衛生的なお弁当作りのポイント

夏の食中毒を防ぐ!惣菜コーナーのプロが教える衛生的なお弁当作りのポイント


 

夏が近づくと、いつも以上に気をつけないといけないのが、食中毒問題。

 

暑さと湿気が重なるこの時期は、食中毒のリスクがぐんと高まる季節です。でも、実はちょっとした意識と工夫で、リスクはしっかり減らせます。

 

今回は、私がお店で行っている衛生管理方法やお弁当の注意点をご紹介します!


 

基本の考え方は「つけない・増やさない・やっつける」

消費者庁では、食中毒対策として次の3つの原則を推奨しています!

  • 菌をつけない:手や調理器具の清潔が大事!
  • 菌を増やさない:温度管理と湿気対策をしっかり
  • 菌をやっつける:加熱で安全性を高める

参考:消費者庁「食品の安全性ポータル」

www.caa.go.jp


 

惣菜売場では当たり前!プロの衛生管理

では、惣菜現場で実際に行っている衛生管理を紹介します。

  • アルコール消毒: 常に10本以上を配置し、誰でもすぐ使える環境に。
  • 手洗い+手袋+再消毒: 作業前には、手洗い → 手袋 → 再消毒 → 使い捨て手袋と、何重にも対策しています。
  • 野菜の洗浄: 生野菜は特に丁寧に。必要に応じて専用業者から加工済みの食材を仕入れたりします。
  • 粗熱をとる: 揚げ物や卵料理は15〜30分しっかり放熱してから詰めます。

他にも、食材ごとの手袋交換や、まな板・包丁の使い分けなど、日々徹底した衛生管理を行っています。

家庭でも取り入れられるポイントがたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

家庭でできるお弁当の衛生対策ポイント5点

家庭でやるにはどうすればいいのか?

以下の5点を意識すれば、お弁当の食中毒は大幅に減らせます。

 

  • 手洗い後は、衛生手袋をして作業する。
  • おかずはしっかり加熱し、粗熱をとってから詰める。
  • 弁当箱はアルコール消毒する。
  • 汁気のあるおかずはカップで仕切る。
  • 可能であれば抗菌グッズを使用する。

 

この5点を意識するだけで、お弁当の安全性はぐっと高まります。

 

例えば、こんなアイテムがオススメです!

お弁当用抗菌シートは30枚入って102円です。1枚あたり3.4円で食中毒を予防できるならとてもリーズナブルです。

あとは、食中毒予防に欠かせないアルコール。1Lで870円と少し値段はしますが、お弁当時だけに使用するなら2ヶ月以上持つので、1本あれば十分かもしれません。

 

 

実は「おにぎり」は食中毒の事例が多い食品

令和7年6月17日更新の消費者庁のまとめによると、2024年の食中毒は1,037件、そのうち細菌・ウイルス性のものが597件でした。


中でも黄色ブドウ球菌による食中毒は毎年10〜30件程度報告され、その多くが「おにぎり」に関係しています。

参考:大阪健康安全基盤研究所 食中毒統計資料

 

素手では握らない、アルコール消毒はしっかり行う。

包み方・保存方法を守るなど作りて側の意識が大事になってきます。

 

 

“包む”ことで安全性UP!おすすめおにぎりグッズ2選

① クックパー おにぎり包みシート(旭化成)

W構造(内側シリコーン加工・外側アルミ)で蒸気をコントロール。
手にくっつかず清潔、おかずの仕切りにも応用できます。

② アートナップ おにぎりフィルム

コンビニ風の構造でパリッと食感がキープ。
エンボス加工と開けやすいテープで、子どもでも扱いやすい!


 

まとめ:「ちょっとの工夫」が食べる人を守る

夏のお弁当づくりは、ちょっと気をつけるだけでリスクを大きく減らせます。
プロの現場と同じ目線で「手を清潔に」「粗熱をとる」「清潔に包む」これだけで、安心がグンと近づきます。

ぜひ今年の夏は「安全+おいしい」お弁当を目指して、衛生管理を徹底して、食中毒予防には気をつけましょう!