「1杯240円のチャーシュー麺!?」業務スーパーの顆粒だしで作る“業スーラーメン”がウマすぎた
業務スーパーでよく見かける「焼きあご」「いりこ」「昆布」「けずり粉」などの顆粒だし。
つい買ってはみたものの、冷蔵庫や棚の奥で余らせてしまった…ってことありませんか?
私も最初はそんな感じでした。でも、いざ使ってみると、これが本当に優秀!
ラーメンはもちろん、混ぜそばや担々麺など、ちょっとした工夫でいろんな料理に使えるんです。
今回は、そんな顆粒だしを無駄なく活用して作る「節約×満足」なチャーシューメンをご紹介します。1杯240円からできるので、ぜひチェックしてみてください!
一日に摂取していい塩分量は?
さっそくラーメンの塩分濃度を調べていきたいと思いますが、
その前に、厚生労働省が発表している2025年の食事摂取基準を元に、摂取できる塩分量を確認します。
以前の記事(「カロリーと塩分の摂取量|2025年の新しい食事基準」)でも紹介しましたが、1日の塩分摂取は6g未満が目安になっています。
一般的なラーメンの塩分濃度はいくつなのか?
そこで一般的なラーメンは、どれくらいなのか。なるだけ公共的な調査を調べてから、塩分濃度の調整をすることにしました。
青森県の調査によると、ラーメンのスープ(300mL)の塩分濃度は平均1.5%。
これに麺や具材由来の“隠れ塩分”約2gを加えると、1杯あたりの総塩分は約4.5〜6gになります。
麻布大学でも「舌が痺れるラーメン!?青森グルメの塩分濃度を測ってみました!」という記事があります。
山形県米沢市の調査では、米沢ラーメンの**スープ塩分濃度は平均1.5%**と測定されており、一般的な清湯醤油ラーメンの濃度と一致します
そこで今回はスープの塩分を1%に抑えつつ、麺やチャーシューで0.5%~1%分を加えるように全体のバランスをとっています。
だし香る和風醤油チャーシューメン(1人分)
◆ 材料(一人分)


【スープ用】
・ 水:500mL
・ 焼きあご粉末:1g(ひとつまみ)
・ けずり粉(いわし・さば等):1g(ひとつまみ)
・ いりこ粉末:3g(三つまみ)
・ 昆布粉末:1g(ひとつまみ)
・ 醤油(濃口):小さじ1(約6g)
・ 味の素:1g(ひとつまみ)


・ ラーメン:1玉
・ 玉ねぎ:半玉
・ 極太メンマ:お好み量
・ 豚肩ロースチャーシュー:100g
◆ 作り方
- チャーシューはお好みの厚さにカットし、玉ねぎはみじん切りにしておきます。 水500mlを沸騰させ、麺を規定時間茹でます。
- 丼に、顆粒だし・醤油を入れて、麺の茹で汁をすべて入れます。
- 茹でた中華麺を盛り、お好みでチャーシューやたまねぎ、メンマを添えて完成です。
◆ ポイント
醤油の代わりに、チャーシューのかえしを使うと旨味や甘みも加わり、ラーメンらしさを向上させます。
1杯あたりのコストは?
すべて業務スーパーでそろえた場合のコストをまとめてみました。
材料 | 使用量 | 単価(円/g) | 金額(円) |
---|---|---|---|
顆粒だし(焼きあご・いりこ・昆布) | 6.0g | 1.11 | 6.68 |
けずり粉 | 1.0g | 1.73 | 1.73 |
生ラーメン1玉 | 1玉 | 33.00 | 33.00 |
チャーシュー(100g)(手作り) | 100g | 1.28 | 128.00 |
醤油 | 6g | 0.30 | 1.79 |
味の素 | 1g | 1.98 | 1.98 |
玉ねぎ(半玉) | 100g | 0.30 | 30.00 |
極太メンマ(1/4袋) | 25g | 1.48 | 37.00 |
合計 | - | - | 239.18円 |
まとめ
今回は、業務スーパーの粉末だしと調味料だけで仕上げる、節約×塩分控えめなラーメンスープをご紹介しました。
塩分はしっかり調整済みで1%以内、コストも1杯240円とお財布にもやさしい内容です。
けずり粉の量を増やすと、煮干しラーメンのような香り高い一杯に仕上がります。 ただし気をつけたいのが塩分量!
顆粒だしは想像以上に塩気があるため、入れすぎるとスープがしょっぱくなって飲み干せなくなることも。
「こんなに少なくて大丈夫?」と思うくらいの量が、実はちょうどいいんです。
少量でもしっかり風味が出るので、控えめに使うのがポイントですよ。