
「カレーライスの値上げは終わった?価格が下がっても油断できない理由とは!」
「カレーは節約メニュー!」なんて昔はよく言われましたよね。
でも最近は、スーパーで材料をそろえると「あれ?意外と高い…」と感じることも増えてきました。
今回ご紹介するのは、家庭で作る“おうちカレー”の値段を、帝国データバンクがまとめている「カレーライス物価指数」の最新データです。
スーパーで買うニンジンやジャガイモ、輸入牛肉、コシヒカリ、カレールー、水道光熱費までを含めて、1食分の価格を算出しています。
2025年6月、このおうちカレー1食あたりの価格が440円となり、1年3カ月ぶりに前月より下がりました。
ただし、この下落はちょっとした偶然の重なりかもしれません。
では詳しく見ていきましょう。
2025年6月:カレーライスの値上げは終わった?

2025年6月時点で、おうちカレー1食あたりの価格は440円。
前年6月の329円からは+111円(約33.7%増)と大幅に値上がりしているものの、前月の440円からは▲1円の下落となりました。
カレーライス物価指数(2020年平均=100)は160.7。
5年前より6割以上、10年前より約7割も高くなっています。
なんで安くなったの?
今回の下落の大きな理由はコメと野菜です。
- 備蓄米の放出
国や自治体が備蓄していたお米を市場に出したことで、コシヒカリの価格上昇が落ち着きました。 - 野菜の値下がり
ニンジン、ジャガイモ、タマネギが、前月の高値から一転して値下がりしました。 - 牛肉の価格が安定
輸入牛肉の価格上昇が落ち着き、全体の価格を押し下げる要因になりました。
油断できない3つの理由
今回の下落はうれしいニュースですが、「もう安心!」とは言えません。
- 天候による野菜の再高騰
夏の猛暑や台風で収穫量が減れば、ニンジンやジャガイモが再び高くなる可能性があります。猛暑が続けば再びコメ価格にも影響します。備蓄米が終わった後はどうなるのでしょうか…。 - 加工品の高止まり
カレールーや食用油は原材料の高騰や輸送コストの影響で、価格がなかなか下がりません。 - 海外からの食材が高くなるかも
輸入牛肉や油、小麦などは海外の物価や為替の動きに左右されます。円安が進めば、これらの価格が上がり、カレー全体のコストも上がります。
トランプ関税の影響がどこまであるか、現状ではわかりません。
備蓄米効果が切れた後は?
今回のコメ価格の落ち着きは、あくまでも備蓄米があったから。
先月までは、毎月5円以上値上がりしていたコメ価格。
6 カ月ぶりに上昇幅が 5 円以内に収まり落ち着きを見せました。
備蓄米の供給が終わると、需要は新米に集中し、価格が再び上がる可能性があります。
すでに報道などもされていますが、猛暑や台風、長雨などがあれば収穫量が減り、価格が一気に上がるリスクもあります。
そして肥料や燃料などの生産コストは依然高止まりしており、これも値下がりを難しくしています。
今後の見通し
帝国データバンクの予測では、2025年7月のカレーライス価格は436円。
2カ月連続で下落する見込みですが、440円前後の高値圏は続く可能性が高いです。
さらに10月には最低賃金の上昇による物価高騰も予測されます。
まとめ
- 2025年6月、おうちカレー1食あたり440円で1年3カ月ぶりの下落
- 備蓄米や野菜価格下落など、一時的な要因が大きい
- 効果が切れれば、価格再上昇の可能性も
値段の変化に一喜一憂するより、日々のちょっとした工夫で“安くておいしいカレー”を作るのが一番の節約かもしれませんね。