
2026年の値上げラッシュは「朗報」か?
スーパーの惣菜コーナーで働く私にとっても、そして家庭を預かるみなさんにとっても、「来年の値上げが少なくなりそう!」というニュースはとても気になる話題ですよね。
でもちょっと待ってください。
その“朗報”、本当に安心していいんでしょうか?
今回は、帝国データバンクが発表した「食品主要195社 価格改定動向調査(2025年12月)」をもとに、2026年の値上げ動向と、過去最大級となった2025年の食品価格の実態をじっくり読み解いていきます。
2026年は「値上げ一時収束」の見通し

帝国データバンクの調査によると、
2026年4月までに判明している値上げ品目数は1,044品目。
これは前年同時期(2025年:4,417品目)と比べて、およそ8割も少ない数字なんです。
2026年はここ数年で最も「値上げの波」が小さくなっている年になる見込みで、
企業の価格改定の動きも落ち着き始めています。
なぜ来年は値上げが落ち着くの?
今回の値上げ縮小の背景には、いくつかのポイントがあります。
- 値上げ理由の大半は「原材料高(99.7%)」によるもの
- 一方、「物流費(36.1%)」や「人件費(34.4%)」は減少傾向
- 値上げ頻度も減少し、2026年1月〜4月は月間1,000品目未満が続出
このことから、「今春までは値上げが落ち着くのでは?」という見方が広がっています。

2025年は“異常”な値上げラッシュだった

2026年が落ち着いて見えるのもそのはず。
2025年は過去2番目の規模となる値上げラッシュの年だったからです。
- 値上げ品目数は20,609品目(前年から+64.6%)
- 月によっては4,000品目以上の値上げが集中
- 平均の値上げ率は15%(前年の17%よりやや低下)
とくに春から夏にかけては、現場でも仕入れ価格や販売価格の調整に追われました…。
どんな食品が値上げされた?

気になるのは、どのジャンルの商品が上がったのか?という点。
2025年の値上げで目立ったのは以下の通り:
- 🧂 調味料:6,221品目(前年比+262.7%)
- 🍺 酒類・飲料:4,901品目
- 🍱 加工食品:4,791品目
しょうゆ・ソース・ドレッシングなど、日々の食卓に欠かせない商品が多く影響を受けています。
まとめ
2026年の食品価格については、一時的な「収束傾向」が見られています。
しかしその背景には、2025年の過去2番目に多い値上げの嵐があったことを忘れてはいけません。
いざという時に慌てないように、
買い物習慣の見直しや、お得な情報のアンテナはこれからも張り続けたいですね。
📎 出典:帝国データバンク「食品主要195社 価格改定動向調査(2025年12月)」
📅 公表日:2025年11月28日