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【2025年12月】スーパー売上は前年超えも客数減少!?

歳末は堅調、でも勢いは弱め?2025年12月スーパー売上動向


2025年12月のスーパー業界は、ひと言でいうと

「年末で売れるが、全体の勢いは弱め」な月でした。

スーパーマーケット協会の調査による販売統計では売上が前年を上回る一方で、景気動向(DI)を見ると客数はマイナス圏が継続、さらに客単価も前月より低下しています。

 

今回は、販売統計(売上実績)景気動向調査(現場コメント+DI)の両面から、12月に何が起きたのかを整理します。


 

12月の商売は「売上は前年超え」でも、客数はマイナス継続

景気動向(1月調査=12月実績)では、売上高DIは2.3まで下がり(前月10.6から低下)、客単価DIも11.7へ低下来客数DIは-7.6でマイナス圏が続いています。

つまり、「年末で売れた」が、普段の買い方は慎重という空気感です。


 

2025年12月のスーパーマーケット全体の売上(速報)

販売統計によると、12月の

総売上高は128,882,692万円(約1兆2,888億円)

で前年同月比101.6%(+1.6%)。

 

ただし既存店は100.7%(+0.7%)と、伸びは控えめです。

  • 食品合計:118,114,425万円(前年同月比 102.0%)
  • 非食品:7,527,056万円(前年同月比 96.0%)

食品はプラス、非食品はマイナス。ここが12月の大きな分かれ目でした。


 

部門別動向(数字+DI+売れ方の中身)

ここからは、各部門を①売上(前年差)②DI(好不調)③売れ方の中身で見ていきます。

青果:相場が落ち着き「単価が乗らない」

資料では、青果相場が前年より落ち着いたことが示されており、年末需要があっても単価が伸びにくい構図になりやすい月でした。

さらに12月は気温が高めで冬物(鍋野菜など)が伸び悩みやすく、DIもマイナスへ大きく低下しています。

水産:年末需要はあるが、魚種差と相場が重い

水産は売上前年差では横ばい近辺ですが、DIはマイナス。年末の刺身需要などはある一方で、魚種ごとの差相場・入荷要因で“良い店/厳しい店”が分かれやすい月だったと読めます。


 

畜産:年末需要×値ごろシフトでプラス圏

畜産はプラス圏を維持。資料では、年末に鶏肉の堅調豚肉・鶏肉中心の構成、一方で牛肉は消費低調など、「値ごろ中心で組み立てる」動きが見えます。

惣菜:歳末の“即食”需要で強い

惣菜は好調。資料では、12月の特徴として年末需要が前面に出やすく、惣菜がその受け皿になった月といえます。


 

日配:売上はプラスでも、現場感は弱含みへ

日配は売上前年差ではプラスですが、DIは前月から低下。年末は動く一方、平常期は節約志向が残りやすく、「売れる週/止まる週」が出やすい月だった可能性があります。

一般食品:プラス圏だが、勢いは前月より一段落

一般食品はプラス圏。資料では菓子の動き酒類の弱さなど、カテゴリ内の濃淡が示唆されています。年末需要で押し上がりつつも、DIは前月より低下しています。


 

非食品:売上もDIも厳しい(暖冬+競争)

非食品は明確に弱い月。資料でも、気温が高めで冬物商材が伸び悩んだことが背景として示されています。冬物衣料・防寒系・季節雑貨は、天候次第で振れが大きい局面です。

 

今後はどうなりそう?(1〜2月の見方)

資料では、12月は節約志向による数量鈍化や、小春日和と寒波が交互に来る不安定な天候で需要予測が難しくなっている点が指摘されています。

今後は「客数で増やす」より、気温変動に合わせて“売れる週に取り切る”売場づくりと、価値提案(まとめ買い・ごちそう・即食)がテーマになりそうです。

 

 

まとめ

12月は、総売上は前年超えでも、DIでは売上高が前月から低下し、客数はマイナス圏が継続

さらに暖冬寄りで冬物が伸びにくいなど、勢いが出にくい構図が見えました。

※出典:スーパーマーケット販売統計調査(2025年12月実績 速報版)、スーパーマーケット景気動向調査(2026年1月調査/12月実績)