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【食料品の消費税0%で外食はどうなる?】軽減税率引き下げが外食産業に与える影響をわかりやすく解説

【食料品の消費税0%で外食はどうなる?】スーパーは安く、外食は高くなる?食料品0%の影響を詳しく解説

この記事は、帝国データバンクが2026年2月10日に公表したレポート「食料品の消費税率引き下げが外食産業に与える影響整理」に書かれている内容をもとに整理しています。

「食料品の消費税が0%になったらどうなるの?」

「これって結局どういうこと?」

ニュースやSNSを見て気になっている方もいるはず!

今回は帝国データバンクのレポートを参考にいったいどう影響するのか見ていきます!

 


 

食料品の消費税0%になるとどうなる?

今の税率は、

・店内飲食 10%
・食料品(軽減税率)8%

ですよね。

 

この8%がもし0%になったらどうなるのか、という想定です。

 

たとえば、税抜1,000円で考えてみます。

今は、
内食 1,080円
外食 1,100円

差は20円です。

 

これが0%になると、
内食 1,000円
外食 1,100円

差は100円になります。

 

外食が値上げするわけではありません。でも、周りが安くなると、外食が高く感じるようになります。

 

レポートでは、計算上、外食は内食に比べて約8%割高になる可能性があると整理されています。


 

なぜ外食が高く見えるの?

レポートでは、減税分がそのまま価格に反映された場合、

食料品の税込価格は約7.4%下がると説明されています。

 

そうなると、外食の値段は変わらなくても、「あれ、外で食べるとちょっと高いかも」と感じやすくなります。

 

これが相対価格の変化です。

 

レポートでは、この“見え方の差”こそが、外食と内食の選び方を変えるきっかけになると整理されています。


 

代替効果と所得効果とは

レポートでは、外食の動きを2つの力で説明しています。

まず1つ目が「代替効果」です。

食料品が安くなると、「じゃあ今日は家でいいかな」と考える人が増えるかもしれません。

 

特にランチや普段使いの外食は、家ごはんや惣菜で代わりがききやすいですよね。

同じ“食事”という役割を満たせるなら、安い方へ動く。

これが代替効果です。

 

さらに、制度上は
店内飲食は10%
持ち帰りは軽減税率

という区分があります。

 

税率差が広がれば、「店内で食べるより持ち帰りにしよう」という動きも起こりやすい、と整理されています。

次に2つ目が「所得効果」です。

食料品が安くなると、その分だけ家計に少し余裕ができます。

 

その余裕で、「たまには外食しよう」となる可能性もあります。

つまり、

・安い方へ移る力(代替効果)
・余裕ができて使う力(所得効果)

この2つが同時に働く、ということです。

 

外食が増えるか減るかは、この綱引きで決まる、とレポートでは説明されています。


 

業態によって影響は違う

業界別の影響は画像のように様々です。

ファストフードやランチ中心の業態は、内食や中食に置き換えやすく、価格差の影響を受けやすいと整理されています。

 

一方で、居酒屋や高付加価値レストランは「体験」や「交際」の要素が強く、価格だけでは動きにくい可能性があります。

 

カフェは飲食そのものは代替されやすい一方、「場所」の価値は残りやすい。

 

そして持ち帰りは制度上有利になりやすく、需要が押し上げられる可能性がある。

外食といっても、全部同じではないということですね。


 

もうひとつのカギ「価格転嫁」

レポートで何度も出てくるのが「価格転嫁」という言葉です。

減税分がどれだけ本当に値下げとして反映されるのか。

 

もししっかり安くなれば、外食との価格差は一気に広がります。すると、

「同じ1,100円払うなら家でいいかな」
「店内より持ち帰りにしようかな」

という人が増えやすくなります。つまり、日常的な外食の客数が減る可能性が高まるということです。


あまり下がらなければ、外食との価格差はそれほど広がりません。そうなると、

「そんなに変わらないなら外で食べよう」

という人も多く、外食への影響は小さくなります。


 

まとめ

食料品の消費税が0%になると、内食・中食が相対的に割安になり、外食は相対的に割高に見えやすくなります。

ただし、外食需要は代替効果と所得効果の綱引きで決まり、業態や所得環境、価格転嫁の程度によって影響は変わります。

レポートは「外食が必ず悪化する」とは断定していません。制度変更による需要の動きを、理論的に整理した内容となっています。

出典:帝国データバンク「食料品の消費税率引き下げが外食産業に与える影響整理」(2026年2月10日)