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【2026年夏】食品の値上げラッシュが再燃します|今のうちに備えておくべき理由

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最近スーパーに行くたびに、「あれ、また値段変わってる?」って感じること、ありませんか?

2026年5月の食品値上げは70品目と、ここ数カ月では落ち着いた数字が出ています。前年比6割減ペースというデータも出ていて、「やっと一段落したのかな」と思いたいところなんですが。正直なところ、そう楽観的ではないようです。

帝国データバンクが2026年4月30日に発表したレポートによると、今夏以降に食品の値上げラッシュが再燃する可能性が高いとされています。

その理由が「ナフサ供給不安」という、少し聞き慣れないワード。今回はこのデータをもとに、何が起きているのか・これから何が来るのかを解説していきます。


 

2026年5月は70品目の値上げ!? ─ 「落ち着いた」は早計ですよ!

2026年5月の飲食料品値上げは計70品目。今年1月以来、4カ月ぶりに100品目を下回りました。1回あたりの平均値上げ率も13%前後と、直近の月より控えめな数字です。

数字だけ見ると「ちょっと息をついた感じ?」となりますが、年間累計を見るとそうも言えない。2026年の1〜9月の値上げ品目は累計6,290品目。

前年同期(14,409品目)に比べると6割減ではあるものの、1回あたりの平均値上げ率は15%と前年と同水準です。

つまり、値上げの品目数は減っているけれど、上がるときはしっかり上がっている。家計への負担が軽くなっているわけじゃないんです。


 

菓子が最多38品目 ─ チョコレート値上げはまだ終わらない

5月の食品分野別でいちばん多かったのは「菓子」で38品目。チョコレート菓子を中心に、一部の米菓製品も値上がりしています。カカオ豆の価格高騰は2025年から続いているので、これはまだしばらく収まらない流れです。「もう慣れた」と思っていても、ちょこちょこ削られ続けているのが現実です。


 

夏以降が本番 ─ 「ナフサ不足」が引き起こすこと

ここからが今回いちばん伝えたい話です。

今、食品業界で新たな値上げ圧力になりつつあるのが「ナフサ」の供給不安です。ナフサとは石油を精製してできる化学原料で、食品の包装フィルムやラベルインクの原料になります。スーパーで売っている冷凍食品や菓子を包んでいるあのビニール、あれを作るのに使われている素材です。

なぜナフサが不足しているのかというと、中東情勢の悪化が背景にあります。米国とイスラエルによるイランへの攻撃で、ホルムズ海峡の混乱が起き、石油の輸送に支障が出始めている。その影響が、食品の「包材」というところに時間差でじわじわ効いてくるわけです。

実際、帝国データバンクのデータでは、2026年の値上げ要因として「包装・資材」が関係した品目は69.9%と、前年(60.2%)を大幅に上回り、2023年以降で最高ペースとなっています。


 

食品企業の半数超が「持って半年が限界」と回答

帝国データバンクが4月上旬に約1,700社を対象に実施したアンケートでは、食品企業(57社)のうち24.6%が「3カ月未満が限度」、31.6%が「3〜6カ月未満」と回答。合わせると56%超の企業が「10月までが限界」という認識を示しています。

中小の食品メーカーからは「PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)原料の包材メーカーから、猶予期間なしの大幅値上げ要請が相次いでいる」という声も出ています。大手でも業務用食品の生産を停止するケースが出始めているとのこと。これは他人事ではない話です。


 

値上がりが予想されるカテゴリはここ

2026年に値上げ品目が多い分野を、帝国データバンクのデータから整理するとこうなります。

調味料(マヨネーズ・ドレッシングなど):2,053品目・平均14%値上げ
加工食品(冷凍食品・パックごはん・缶詰・即席めんなど):1,993品目・平均14%値上げ
酒類・飲料(焼酎・ワインなど):1,074品目・平均18%値上げ
菓子:593品目・平均15%値上げ

この中でナフサ不足の影響を受けやすいのは、包装フィルムを多用する加工食品・菓子・調味料です。つまり、日常的によく買うものがまさに対象ということになります。


 

今からできる3つの備え

値上げを止める力は正直ないですが、準備することはできます。

① ストック買いは今のうちに

冷凍食品・缶詰・レトルト食品・調味料など、長期保存が効くものは今のタイミングでまとめ買いしておくのが有効です。夏以降に価格が上がってからでは遅い。ただし、冷凍庫のスペースと消費期限は必ず確認してください。買いすぎて廃棄したら本末転倒です。

② 固定費の見直しを先に終わらせる

食費の節約には限界があります。食材の値段が上がっていくと、節約できる余地はどんどん縮まる。だからこそ、通信費・保険・使っていないサブスクなどの固定費を先に削っておくことが重要です。食費が上がっても、固定費を圧縮しておけば家計全体へのダメージを抑えられます。

③ ポイ活で実質値上げを相殺する

スーパーのポイントカード、クレジットカードのポイント還元、PayPayなどのキャッシュレス還元をフル活用することで、値上がり分の一部をカバーできます。1〜2%の還元でも、年間ベースで換算するとそれなりの額になります。「どうせ買うなら還元率の高い方法で」という意識を持っておくだけで、ちりも積もれば、です。


 

まとめ ─ 「来るかも」ではなく「来る前提」で動く

帝国データバンクのレポートを読む限り、今夏以降の値上げラッシュは「もしかしたら」ではなく、「かなりの確率で来る」という話です。品目数は減っているように見えても、値上げ率は高水準のまま。さらに中東情勢というコントロールできない要因が加わっています。

何か劇的なことをする必要はないですが、「今が比較的マシなタイミング」なのかな?と思います!