
食料品の消費税を、今の8%から1%へ下げる案が政府内で有力になっていると報じられています。
ただし、これは2026年5月26日時点では決定ではありません。高市首相が6月下旬にも最終判断すると報じられており、今後の政府判断や法案成立を待つ段階です。
高市政権になって、食料品の消費税0%に少し期待していた人も多いのではないでしょうか。正直なところ、私も「食品だけでも0%になれば、かなり助かる!」と思っていました。
ただ、今出ているのは0%ではなく1%案。理由のひとつが、レジや会計システムの改修にかかる時間です。
食品の消費税1%案とは?
現在、飲食料品の消費税は軽減税率で8%です。報道では、これを2年間、1%へ引き下げる案が政府内で有力になっているとされています。
| 現在 | 検討案 | 差 |
|---|---|---|
| 食料品8% | 食料品1% | 7%分の負担軽減 |
ただし、2026年5月26日時点では決定ではありません。社会保障国民会議での議論や、政府の最終判断を待つ段階です。
なぜ0%ではなく1%なの?
理由として大きいのが、レジシステムの壁です。
内閣官房の社会保障国民会議では、POSレジや会計システムの改修についてヒアリングが行われています。そこでは、単に税率を変えるだけでなく、標準パッケージ、企業ごとのカスタマイズ、基幹システム、会計システム、電子棚札、計量器などとの連携確認が必要だと説明されています。

0%の場合、税率として0%を扱えないシステムや、レシート表示、返品、会計処理などの確認が増えます。報道では、0%は1年程度、1%なら5〜6カ月程度で対応できる可能性があるとされています。
0%案
家計支援は大きい
実施まで時間がかかる可能性
1%案
0%より効果は小さい
早く実施しやすい可能性
期待しすぎだったのか、早期実行なら仕方ないのか。ここは悩ましいところです。家計目線では0%が一番助かります。でも、実施が1年後になるなら、物価高対策としての即効性は弱くなります。
家計にはどれくらい効く?
総務省の2025年家計調査では、二人以上の世帯の食料支出は1カ月平均94,895円です。この食料支出をすべて現在の8%課税対象と仮定すると、1%になった場合の軽減額は月約6,100円です。
| 試算 | 金額 |
|---|---|
| 2025年の食料支出 | 月94,895円 |
| 8%から1%になった場合 | 月約6,100円軽減 |
| 年間換算 | 約7.4万円軽減 |
ただし、この計算には外食や酒類など、軽減税率の対象外になり得るものも含まれます。実際の軽減額は買い方によって変わります。
それでも、月数千円単位で食費が軽くなるなら、かなり効いてきます。
期待外れ?それとも現実的な案?
0%を期待していた人から見ると、1%案は物足りないかもしれません。私も最初は「そこは0%じゃないの?」と思いました。
でも、早く実行するための1%なら、現実的な落としどころという見方もできます。問題は、本当に家計支援として早く届くのか、対象がどこまで広がるのか、そして2年後に元へ戻るときの負担感です。
今の段階では、まだ決定ではありません。けれど、食品の消費税が8%から1%になるなら、家計への影響はかなり大きいです。期待しすぎず、でも注目しておきたい政策だと思います。
参考にした情報
・共同通信「飲食料品の消費税1%有力」
・テレ朝news「食料品の消費税1%案」
・内閣官房「社会保障国民会議 第5回実務者会議 議事要旨」
・内閣官房「社会保障国民会議 第9回実務者会議 議事要旨」
・総務省統計局「家計調査報告 2025年平均」