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チャーハン症候群って何?作り置きご飯で起こる食中毒と予防法を解説

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「チャーハン症候群」って知ってますか?私は最初「チャーハンが食べたくなっちゃう症候群?」と思ってしまいました。

 

名前だけ見ると少し変わっていますが、これは正式な病名ではなく、主にセレウス菌による食中毒を指す俗称で、チャーハンだけで起こるわけではありませんでした。

では、チャーハン症候群とは何なのか、なぜ起こるのか、家庭ではどんな点に気をつければよいのかを、解説していきます!


 

チャーハン症候群とは?

農林水産省によると、セレウス菌食中毒には「おう吐型」「下痢型」があります。日本で多いおう吐型は、チャーハン、ピラフ、焼きそば、スパゲッティなどが原因になりやすいとされています。

米飯やめん類を作り置きして常温で長く置くことで発症する場合があります。セレウス菌は自然界に広くいる菌で、芽胞という熱に強い形で残ることがあります。そのため、加熱したから絶対安全とは言い切れません

なぜ発症するのか?

セレウス菌は、加熱調理によって菌そのものが減っても、熱に強い芽胞が食品の中に残ることがあります。調理後のチャーハンやめん類を常温で長時間置くと、この芽胞から菌が増えやすくなります。

セレウス菌は10〜50℃の温度帯で増殖しやすく、特に28〜35℃前後は増えやすい温度帯とされています。つまり、夏場の室温や、調理後に冷めきらないぬるい状態で放置することが危険です。

どんな症状?

おう吐型の場合、食品の中でセレウス菌が増える過程で毒素が作られることがあります。この毒素は熱に強いため、食べる前に再加熱しても完全に安全になるとは限りません。そのため、「あとで温め直せば大丈夫」と考えて常温放置するのは危険です。おう吐型では食後30分から6時間ほどで吐き気やおう吐が出ることがあります。

下痢型では腹痛や下痢が中心で、体調が悪い場合や、水分が取れない場合は医療機関へ相談してください。


 

チャーハン症候群を防ぐには?

家庭で気をつけたいのは、作った後の温度管理です。特にこれから暑くなる季節は、弁当や作り置きにも注意したいところ。

覚えておきたい予防ポイント

作ったチャーハンを常温で放置しない
大量の米飯やめん類を作り置きしない
保存するなら小分けして早く冷ます
食べる直前まで冷蔵保存する
再加熱だけを過信しない

 

 

ほかにも食べ物の名前が付いた症候群はある?

食べ物の名前が付いた症候群は、ほかにもあります。ただし、正式な病名ではなかったり、今では使い方に注意が必要な言葉もあります。

呼び名 内容 注意点
チャーハン症候群 セレウス菌食中毒の俗称 チャーハン以外の米飯・麺類でも起こる
中華料理店症候群 MSG症候群とも呼ばれた症状群 現在は誤解を招きやすい言葉。関連ははっきりしない
チーズ効果 チラミンを多く含む熟成チーズなどと一部薬の相互作用 MAO阻害薬など服薬中は医師・薬剤師に確認

面白い名前に見えても、実際には食中毒や薬との相互作用の話です。SNSで見た言葉だけで判断せず、原因と予防を知っておく方が安心です。

チャーハン症候群は、特別な病気というより、作り置きの扱いで防げる食中毒です。夏場は特に、常温放置しない、早く冷ます、冷蔵する。この基本を守りたいですね。

参考にした情報

農林水産省「セレウス菌」
厚生労働省「食事にひそむキケン」
消費者庁「細菌・ウイルスによる食中毒」
MSDマニュアル家庭版「中華料理店症候群」
PMDA「アジレクト錠 添付文書」