
「みんなの給料って増えているの?」最近物価高のニュースばかりで、実際の収入って上がってるのか疑問でした。そこで総務省統計局の最新の家計調査を見て確認したいと思います!最新のものは2026年6月5日に2026年4月分が公表されています。
今回は、個人の月給ではなく、一世帯あたりの収入を見ていきます!
2026年4月最新の収入は612,163円
総務省の家計調査によると、2026年4月の勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり612,163円でした。前年同月比では名目3.8%増、物価の影響を考えた実質でも2.3%増です。

手取りに近い可処分所得は493,684円。こちらも実質2.3%増でした。数字だけを見ると、「あれ、思ったより増えている?」と感じるかもしれません。
| 項目 | 2026年4月 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 実収入 | 612,163円 | 名目3.8%増・実質2.3%増 |
| 可処分所得 | 493,684円 | 名目3.8%増・実質2.3%増 |
| 世帯主の収入 | 408,571円 | 名目3.0%増・実質1.5%増 |
| 配偶者の収入 | 92,898円 | 名目2.4%増・実質0.9%増 |
「給料が増えた」とは言い切れない理由

今回の数字で見ておきたいのは、「どの収入が増えたのか」です。2026年4月の世帯主収入は408,571円で、前年同月比では名目3.0%増、実質1.5%増でした。その中でも、毎月の給料に近い定期収入は390,882円で、実質1.1%増です。
つまり、中心になる給料部分も少し増えています。ただ、それだけで実収入全体が伸びたわけではありません。配偶者の収入は92,898円で実質0.9%増、他の世帯員収入は16,928円で実質28.2%増でした。金額は大きくありませんが、伸び率としてはかなり目立ちます。
収入と手取りは増えても、実感が弱い理由
実収入から税金や社会保険料などを引いた可処分所得は493,684円でした。一方で、税金や社会保険料などにあたる非消費支出は118,479円です。つまり、実収入612,163円のうち、約12万円は税金や社会保険料などで出ていく計算になります。
ここで見ると分かりやすいのが、非消費支出の伸びです。2026年4月の非消費支出は、前年同月比で名目3.9%増でした。収入が増えても、税金や社会保険料などの負担も増えると、「増えた分がそのまま自由に使える」とは感じにくいですよね。
もう一つは、生活費の伸びです。勤労者世帯の消費支出は364,781円で、前年同月比では名目0.4%増、実質1.1%減でした。支払う金額は少し増えているのに、物価の影響を考えると、実質では減っています。つまり、同じようにお金を使っていても、前より買える量や満足感が下がっている可能性があります。
なので、2026年4月の最新データを見ると、収入と手取りに近い金額は増えているものの、税金や社会保険料、物価高の影響で、生活が楽になった実感は出にくいと見てよさそうです。自分の暮らしを見るときは、平均額に届いているかよりも、「手元に残るお金」と「毎月出ていくお金」の差が去年より広がったかを確認したいところです。
参考:総務省統計局 家計調査報告(月次)、家計調査報告 2026年4月分