
夏のボーナス、周りはいくらもらっているのか気になりませんか?会社では聞きにくい話ですし、ニュースで「平均100万円超」と見ると、自分の感覚とずいぶん違って見えることもあります。
そこで今回は、2026年夏のボーナスについて、民間企業全体、正社員調査、労働組合、大企業、公務員の公表データを並べて見ていきます。先に押さえておきたいのは、ボーナスの平均額は「誰を対象にした調査か」でかなり変わるという点です。
- 2026年夏のボーナス平均はいくら?全体では40万〜50万円台が目安
- 労組・大企業・公務員のボーナスは高めに出やすい
- 自分のボーナスと比べるなら、どの平均額を見る?
- 2026年夏のボーナスは増えている?でも平均との差はかなりある
- 参考リンク
2026年夏のボーナス平均はいくら?全体では40万〜50万円台が目安
民間企業全体に近い数字として見やすいのは、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの見通しです。2026年夏の民間企業のボーナスは、調査産業計・事業所規模5人以上で43万6,140円と予測されています。
帝国データバンクの企業アンケートでは、従業員1人当たりの平均支給額は47.7万円。マイナビが20〜59歳の正社員に聞いた調査では、2026年夏の賞与額予想は55.2万円でした。
| 調査・公表元 | 2026年夏ボーナス | 見るときの注意点 |
|---|---|---|
| 三菱UFJリサーチ&コンサルティング | 43万6,140円 | 民間企業全体に近い見通し。事業所規模5人以上が対象 |
| 帝国データバンク | 47.7万円 | 全国1,043社へのアンケート。企業側の回答 |
| マイナビ | 55.2万円 | 20〜59歳の正社員が答えた予想額 |
「みんなのボーナスはいくら?」という感覚で見るなら、まずはこの40万〜50万円台が近い比較材料になりそうです。もちろん業種、勤続年数、会社の業績、賞与制度の有無で差は出ます。帝国データバンクの調査では「賞与あり」の企業は85.0%で、「賞与なし」は11.0%でした。
労組・大企業・公務員のボーナスは高めに出やすい
ニュースで見かける80万円台、100万円台のボーナス額は、労働組合の妥結額や大企業の集計であることが多いです。ここを混ぜて見ると、「え、みんなそんなにもらってるの?」となりやすいんですよね。
| 区分 | 2026年夏ボーナス | 対象 |
|---|---|---|
| 国家公務員 | 約73万8,500円 | 管理職を除く行政職職員の平均 |
| 連合・フルタイム組合員 | 81万6,090円 | 2026春季生活闘争、夏季一時金の組合員1人あたり加重平均 |
| 東京都内の労働組合 | 85万7,064円 | 都内176組合の中間集計、2.39か月分相当 |
| 東証プライム上場企業 | 88万1,915円 | 労務行政研究所、113社ベースの単純平均 |
| 経団連・大手企業 | 100万8,706円 | 原則、従業員500人以上の主要業種大手企業 |
金額の差を並べると、同じ「夏のボーナス平均」でも見え方がかなり違います。

労働組合の数字は、すでに労使交渉が進んでいる会社の妥結額です。大企業の集計も、対象が従業員500人以上や上場企業に寄ります。なので、これらは「日本全体のふつう」というより、安定した企業・大きい会社ではこのくらいの水準もあると見るほうが自然です。
自分のボーナスと比べるなら、どの平均額を見る?
自分のボーナスが多いのか少ないのかを知りたいとき、どの数字を見るのが近いでしょうか。中小企業や一般的な会社員の感覚に近い比較なら、民間企業全体の43.6万円、企業アンケートの47.7万円、正社員調査の55.2万円あたりが見やすいです。

比較の目安
・中小企業を含めて見たい:43万〜48万円前後
・正社員同士でざっくり比べたい:55万円前後
・労組のある会社、大企業、公務員と比べたい:70万〜100万円台
手取り額で比べたい人もいると思います。ただ、今回の公表データは基本的に額面ベースで見る数字です。実際の手取りは、社会保険料や所得税、扶養状況、普段の給与によって変わります。「平均55万円」と聞いても、手元にそのまま55万円入るわけではありません。
2026年夏のボーナスは増えている?でも平均との差はかなりある
2026年の夏ボーナスは、全体としては増加傾向です。三菱UFJリサーチ&コンサルティングは民間企業の平均支給額を前年比2.3%増と予測し、帝国データバンクの調査でも、支給額が前年より増える企業は37.1%でした。
一方で、ボーナスは会社の業績や制度に左右されます。大企業の平均が100万円を超えていても、全員がその水準という意味ではありません。自分の会社の賞与が何か月分なのか、基本給に対してどう計算されているのか、業績連動なのか。このあたりを見ると、ニュースの平均額より納得しやすくなります。
今年の夏ボーナスを比べるなら、まずは「自分と近い対象の平均」を見るのがいちばん分かりやすいです。大企業や労組の高い数字だけを見て落ち込むより、全体平均、正社員平均、自分の業種の順番で見ていくと、今の位置がつかみやすくなります。
参考リンク
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング「2026年夏のボーナス見通し」
・帝国データバンク「2026年夏季賞与の動向アンケート」
・マイナビ「2026年夏ボーナスに関する調査」
・連合「2026春季生活闘争 第7回回答集計 夏季一時金」
・東京都「2026年 夏季一時金要求・妥結状況」
・労務行政研究所「東証プライム上場企業の2026年夏季賞与・一時金」
・経団連「2026年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」
・内閣官房「令和8年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」