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9月は1392品目が値上げ!?令和のビーンズショック!?

こんにちは!
スーパーの惣菜担当 料理愛好家の「ひこめ」です!

簡単な自己紹介! ◎惣菜歴15年以上
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今日のテーマは「9月は1392品目が値上げ!?令和のビーンズショック!?」についてです!

2024年も半ばを過ぎ、食品スーパー業界にはさまざまな変化が起きています。原材料の価格上昇、消費者の「値上げ疲れ」、そして「ビーンズショック」など、我々の生活に直結する要素が次々と影響を与えています。

今回は、帝国データバンクの、

価格転嫁に関する実態調査(2024年7月)| 株式会社 帝国データバンク[TDB]

「食品主要195社」価格改定動向調査―2024年9月 | 株式会社 帝国データバンク[TDB]

スーパーマーケット統計調査(月次) « 一般社団法人全国スーパーマーケット協会

の情報から、ChatGPT4oを使って、食品スーパーに関わる部分を深堀していきたいと思います!

1. 価格転嫁率の上昇と食品スーパーへの影響

www.tdb.co.jp

まず注目したいのは、2024年上半期における価格転嫁率の上昇です。

最新の調査によると、価格転嫁率は過去最高の44.9%に達しました。これは、企業がコストの上昇分をどの程度価格に反映できているかを示す指標です。

例えば コストが100円上昇した場合に、44.9円だけが商品価格に反映されていることを意味します。残りの約55%は企業側が負担しています。

 

この上昇の背景には、原材料費やエネルギーコスト、人件費の増加があります。

特に食品スーパーでは、円安による輸入コストの上昇が大きな要因となり、食品価格の上昇が避けられない状況にあります。しかし、消費者の購買意欲が低下する中で、企業はさらなる値上げをためらっているのが現状です。

食品スーパーでは消費者の反発を避けるために慎重な価格設定が求められています。

 

2. 「ビーンズショック」と食品スーパーへの影響


2024年に入り、食品スーパーでは「ビーンズショック」が消費者に直接的な影響を与えています。

ビーンズショックとは? カカオ豆やコーヒー豆などの価格が急騰する現象を指します。
原因は、気候変動による異常気象や主要生産国での収穫量の減少、さらには世界的な需要の増加です。

特に、チョコレート製品の価格上昇が顕著で、多くのスーパーマーケットではチョコレートやカカオを使用した商品の価格が引き上げられています。

また、コーヒー関連商品でも価格上昇が続いており、普段からコーヒーを愛飲する消費者にとっては大きな負担となっています。

 

3. 食品主要195社の値上げ動向

www.tdb.co.jp

次に注目したいのは、2024年9月時点での食品主要195社の値上げ動向です。調査によると、9月には1392品目の食品が値上げされました。これは、5か月ぶりに1000品目を超える値上げとなり、特に次のカテゴリの値上げが目立ちます。

カテゴリ 値上げ品目 主な要因
加工食品 パスタ製品、乾麺、ミックス粉 輸送費の上昇、輸入小麦の価格高騰
菓子 チョコレート製品、菓子パン カカオ豆の価格高騰
酒類・飲料 清涼飲料水、缶・PET飲料 輸入コストの増加
アイスクリーム アイスクリーム製品 冷凍輸送費の増加、原材料コストの上昇

値上げの背景には、「人件費」由来のコスト増が大きく影響しており、その割合は27.2%と前年度の9.1%から大幅に増加しています。

特にアイスクリームやチョコレート製品に関しては、猛暑の影響で冷凍輸送費が高騰し、これがさらなる値上げを引き起こす要因となっています。

 

さらに、円安の影響も見逃せません。2024年には、円安ドル高の進行により輸入コストが増加し、全体の約30.2%の値上げ品目が円安の影響を受けています。

 

4. 2024年7月のスーパーマーケット売上速報

www.super.or.jp

最新の売上データを見てみましょう。2024年7月の各部門の売上高と、前年同月比を以下の表にまとめました。

部門 売上高(万円) 前年同月比(%)
総売上高 105,044,367 101.1
食品合計 95,682,884 101.3
生鮮三部門合計 34,868,280 101.1
青果 13,919,351 101.7
水産 9,119,655 101.6
畜産 11,829,273 100.1
惣菜 11,344,158 102.6
日配品 21,183,774 99.3
一般食品 28,286,672 102.4
非食品 6,813,752 98.9
  • 青果部門の売上増加: 売上高は13,919,351万円で、前年同月比101.7%と増加しました。暑い夏の季節にはトマトやキュウリ、スイカなどの需要が高まり、これが売上増に貢献しました。季節の野菜や果物が人気を博し、スーパーにとっても売上を押し上げる大きな要因となりました。
  • 惣菜部門の売上増加: 売上高は11,344,158万円で、前年同月比102.6%と増加しました。調理時間を減らしたいという消費者のニーズが高まったため、冷やし麺やサラダなどの惣菜が人気でした。また、夏季限定のプロモーションが成功し、売上増に寄与しました。
  • 畜産部門の売上減少: 売上高は11,829,273万円で、前年同月比100.1%と横ばいです。高価格な牛肉や豚肉の需要が減少し、より手ごろな鶏肉へのシフトが見られました。消費者の健康志向や節約志向が反映された結果といえます。
  • 日配品部門の売上減少: 売上高は21,183,774万円で、前年同月比99.3%と減少しています。牛乳やパンなどの基本的な日配品の価格上昇により、消費者は買い控えをする傾向が見られました。

まとめ

2024年の食品スーパー業界は、価格転嫁の難しさや消費者の購買意欲の変化に対応するための課題に直面しています。原材料費の上昇や円安、さらには「ビーンズショック」といった外部要因が価格に影響を与えています。

一方で、青果や惣菜部門の売上が好調であるように、季節需要やプロモーションの工夫が功を奏しているケースも見られます。

今後も、こうした市場動向や消費者の購買行動に注目しながら、皆さんに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。次回もお楽しみに!