こんにちは!
スーパーの惣菜担当 料理愛好家の「ひこめ」です!
今日のテーマは「カレーライス物価指数調査」の結果についてです。
2024年6月の「カレーライス物価指数調査」の結果が出ましたので、詳しく解説していきます!
「カレーライス物価指数」調査(2024年6月) | 株式会社 帝国データバンク[TDB]
さて、家庭の食卓で人気のカレーライスですが、その調理コストが年々高騰していることをご存知っていますか?
この記事では、カレーライスの材料費や光熱費がどのように変化しているのか、そして今後の見通しについて話していこうと思います!
カレーライスの調理コストが過去最高に!
カレーライスといえば、手軽で安価に作れる家庭料理の代表ですが、その調理コストが2024年6月に329円と、過去10年間で最高値を記録しました。
これは前年の6月と比べて30円、約10%の値上がりです。
このような値上がりの背景には、カレーの材料である肉や野菜、そして最近は安定していたお米の価格が急上昇したことが挙げられます。
カレーライス物価指数とは?
「カレーライス物価指数」とは、カレーの材料や調理にかかる光熱費を基に算出された指標で、2020年の平均を100とした時の価格推移を表しています。
この指数が2024年6月には120.0に達し、前年同月比で9.8%の増加となりました。
これにより、カレーライスの調理費用が13か月連続で上昇していることが確認されました。
材料費と光熱費の上昇!!
カレーライス1食分の調理コストは、材料費と光熱費の合計から構成されています。2024年6月の内訳を見てみると、以下のようになります:
- カレー具材(肉・野菜): 203円(前年同月比で20円増)
- ごはん(ライス): 97円(前年同月比で8円増)
- カレールー: 25円(前年同月比で1円増)
- 水道光熱費: 4円(前年同月比で変化なし)
特に目立つのがカレー具材の値上がりです。輸入牛肉の価格上昇や、野菜の高値が続いていることが原因です。
また、米の価格が急上昇しており、品薄による影響が出ているとされています。
今後の見通しと影響
7月のカレーライス物価はさらに上昇すると予測されており、1人当たりの調理コストが340円前後に達する可能性があります。
しかし、8月以降は一部の野菜価格が平年並みに戻る可能性があり、カレーライス物価が少し落ち着くかもしれません。
それでも、米や輸入牛肉の価格が高止まりすることから、全体的なコストはしばらく高値圏で推移する見込みです。
家計への影響と節約のヒント
このような物価の上昇は家計にとって大きな負担です。特にカレーライスのような日常的に作る料理のコストが上がると、家計全体に与える影響も大きくなります。
そこで、少しでも節約するための工夫として以下の点を提案します。
- カレーの具材を見直す: 高価な牛肉を鶏肉や豚肉に替えることでコストを抑えられます。また、季節の野菜を活用することで安価に調理できます。
- お米の代替品を検討: 最近では、手軽に調理できる雑穀米や玄米を取り入れる家庭が増えています。これらは栄養価も高く、健康面でもメリットがあります。
- 光熱費の節約: 料理の際に電気やガスを効率的に使うことも重要です。野菜は事前にレンジで温めておく等して、調理時間を短縮していきます。
まとめ
2024年6月の「カレーライス物価指数」調査によると、カレーライスの調理コストは過去最高の329円に達しました。
特に肉や野菜、お米の価格が大きく上昇しており、今後も高止まりする可能性が高いです。家計に優しい料理としてのカレーライスも、節約を意識した工夫が必要な時代に突入しました。
子供も大人も大好きなカレーが、徐々に節約料理ではなくなってきてしまったのは、悲しいですね・・・。