節約のデリ

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地元のお店で教わった出汁の取り方:焼鳥のたれ・そばのつけ汁・煮物のたれ・おでんの出汁の作り方

こんにちは!
スーパーの惣菜担当 料理愛好家の「ひこめ」です!

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今日のテーマは、「地元のお店で教わった出汁の取り方:焼鳥のたれ・そばのつけ汁・煮物のたれ・おでんの出汁の作り方」です!

夏休みという事で、出汁の勉強をしてきました。地元の個人店の店主が”自分のお店のやり方”を教えてくれる企画”で今回参加させてもらいました。

今回はそこで習った「焼鳥のたれ」「そばのつけ汁」「天つゆ」「おでんの出汁」を備忘録も含め掲載したいと思います!

基本の出汁の取り方

材料・水1リットル
・けずり節 約40g(かつお節・いわし節・混合節など、お好みのもの)
・昆布 約20g

①昆布は表面を濡れた布かキッチンペーパーで汚れを取って、鍋の下に敷きます。

左:昆布20gの目安。 右:鍋底に敷きます。

②水を入れたら弱火でゆっくりと温度を上げ、煮立つ直前に取り出します。

15分程弱火で煮ると、右程の大きさに変わります。海の良い香りがしてきます。

③火を止めて、けずり節を入れます。※かつお節でも、いわし節でも同様です。

40gは思ったより多い量です。しっかり計量してください。

④けずり節が下まで沈んだら漉(こ)して出来上がりです。

左:下に沈むまで待ちます。 真ん中:ザルでこします。 右:完成!

※漉(こ)す際に、布などで漉すと細かい濁りも取れます。今回は、家庭用という事で、ザルで行いました。

出汁を取った後のけずり節の使い道

出汁を取った後のけずり節は、”乾煎り”して冷凍保存することもできます。おひたしや、ふりかけなど使い道は残っているので、捨てずに使いたいところです。

厚けずり節であれば、天日干しして二番出汁として使うことも出来るそうです。

左:干す前 右:干した後

昔の蕎麦屋さんでは、厚手のかつお節は、店の外で天日干ししているところもあったそうです。家でやるならば三番出汁まで出来るとことですので、試してみてもいいかもしれません。

干した後は、そのまま酒のあてにするのもおすすめだそうです。

出汁の保管

出汁は冷蔵庫ではなく、冷凍庫で保管します。冷凍しても風味は飛ばないようです。保存する際は、放熱後にペットボトルに入れて冷凍するのが便利とのことでした。

 

かえしの作り方

全ての基本になる「かえし」を作っていきます。今回は家で作りやすいよう、工程を省略して教えてもらいました。

材料・醤油 1リットル
・三温糖 180g
・みりん 40g

①鍋に醤油・三温糖・みりんを入れ弱火~中火で15分煮ていきます。この際、沸騰させないように気を付けます。沸騰させると、鍋肌から醤油の香ばしさが移り、本来のかえしの味とはかけ離れてしまいます。

②15分経ったら、火を止めて放熱します。

左:灰汁が出るので取ります。 右:沸騰しないよう火加減を調整します。

③放熱後、保存容器に入れて冷蔵庫で、1週間寝かします。寝かすと”とろみ”が出て、まろやかな仕上がりになります。

完成!

かえしのポイント

店主が繰り返し説明してくれた大事なポイントです!

①醤油は、まろやかなものを使う。店主のおすすめはヒゲタ醤油でした。安価でまろやかな醤油は、かえしにピッタリなんだそうです。

※私のいるスーパーでは、1リットル238円(税込257円)でした。

ヒゲタ 徳用醤油 ペット 1.8L × 6本

②醤油は熱を入れることで、醤油の角が取れまろやかになる

③砂糖は三温糖が相性がいい。パールエース印 三温糖 1kg

必ず1週間は寝かせる。かえしがまろやかになり、醤油の角がなくなります。

かえしの賞味期限

冷蔵庫で数ヶ月保存可能。
基本的に醤油と同じ賞味期限まで可能だそうです。

 

「かえし」と「出汁」の配合を学ぶ!

そばのつけ汁の作り方

先ほどの”かえし”を使って、そばつゆを作ります。

材料かえし  : 出汁 

必ず1週間、熟成させた「かえし」を使います。醤油の角が取れ、まろやかなそばつゆになります。

焼鳥のたれの作り方

”かえし”を使って焼鳥のタレを作ります。

材料かえし  : みりん 

一度火にかけてアルコールを飛ばしてから、使用します。

煮物のたれの作り方

”かえし”は煮物にも使えます。濃さは具材によって、変えてください。

材料かえし  : 出汁  + 砂糖・醤油(お好み)

甘めの煮物が好きな人は、砂糖を加えます。かえしを使うと色付きも良くなります。

おでんの出汁

おでんのような出汁が大事な料理にも使えるそうです。

材料かえし  : 出汁 

肉じゃがの出汁

これは実際に試して、調整してみました。

材料かえし  : 出汁 2 : 水 10 + 砂糖 2.5

まとめ

今回は出汁の基本から、そばのかえしの作り方まで教わりました。海産(乾物)を扱うお店ということもあり、細かいところまで教えてくれて、大変勉強になりました。

特に「かえしの作り方」は、前々から家で挑戦をして作っていましたが、甘すぎたり、塩辛かったりと、配合が難しく、なかなか納得のいくものが作れませんでした。

ポイントは熟成でした。

これを知っている、知らないで仕上がりに大きな差が出ました。

ぜひ、作り方を覚えて「かえし」をストックしてみて下さい。色々な料理に使えて便利ですよ!