こんにちは!
スーパーの惣菜担当 料理愛好家の「ひこめ」です!
今日のテーマは「スーパーのレジの店員は本当は立ってやらなくていいって本当?」です。
今日はちょっと気になるテーマについてお話ししますね。スーパーのレジ業務って、みんな立ちっぱなしで大変そうですよね。実際、長時間立ち続けるのはかなりの負担。でも、実は座ってレジ業務をしてもいいという法律があったです!これ、知ってました?
- 労働安全衛生規則に関する法律
- 第615条:持続的立業に従事する労働者のいすの設置
- 座って作業することのメリットとデメリット
- すでに導入しているところもある!
- 労働安全衛生規則は、他にもある!労働環境をよくしよう!
- まとめ
労働安全衛生規則に関する法律
厚生労働省の労働安全衛生規則(労安衛則)には、労働者の健康を守るための規定がたくさんあります。その中でも特に注目なのが第615条です!
第615条:持続的立業に従事する労働者のいすの設置
この法律は、長時間の立ち仕事が健康に悪影響を与えるのを防ぐために、必要に応じて座ることができる環境を整えることを義務付けていたんです!
座って作業することのメリットとデメリット
座って作業することには、多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。
メリット
- 疲労軽減:長時間の立ち仕事による足腰の負担が減ります。
- 集中力向上:身体的な負担が軽くなると、仕事に集中しやすくなります。
- 従業員満足度の向上:快適な環境が整うことで、働きやすさが増し、離職率も低下します。
デメリット
- 動きにくさ:座ったままだと、レジ周りの動きが制限されることがあります。
- サービスのイメージ:立って接客するのが一般的な日本では、座っている姿が一部の顧客に対して不満を与えるかもしれません。
すでに導入しているところもある!
実際に日本でも、レジに椅子を導入するスーパーがあります。
例えば、一部の大手スーパーや書店では、レジ専用の椅子を試験的に導入しています。従業員からは「体が疲れにくくなった」という声が多く、顧客からも「座って作業しても問題ない」という肯定的な意見が寄せられていると言います。
海外ではどうなの?
ヨーロッパでは、レジ係が座って作業することが一般的です。多くの国で、労働者の健康と効率を考慮して、座ることが推奨されています。
例えば、フランスやドイツのスーパーマーケットでは、レジ係が高い椅子に座って作業を行っています。
一方、アメリカでは歴史的な理由や文化的な背景から、立って作業することが一般的です。一部の州では「right to sit」法が存在し、特定の条件下で労働者が座ることが認められていますが、これらの法律が完全に実施されているわけではなく、多くの場合、立ち仕事が求められます。
結局、座っていいの?
日本でも同様に、立って作業することが一般的で、座ってレジ業務を行うことがまだ広く受け入れられいません。
日本のサービス業界の文化や顧客の期待が高いためだと思います。
一昔前のレジ係は、
「髪の毛を染めてはいけません。」
「ピアス・指輪をしてはいけません。」
「髪の毛は男性であれば、耳が出るほどの長さでなければいけません。女性は髪を束ねなくてはいけません。」
など、色々あり、若い人が集まらないという事もあったと思います。
そういった昔ながらの風習や文化が、これを妨げている要因なのかもしれません。
労働安全衛生規則は、他にもある!労働環境をよくしよう!
この規則には、他にも労働者の健康を守るための重要な規定がありました。
例えば、休憩設備の設置や、労働者のための救急用具の備え付けなどがあります。
特に夏になると、エアコンを使いますが、節電の為に、事務所のエアコンを切ったり、休憩室のエアコンを止めたりと苦労している人もいると思います。
ですが、この室温についても規定がありましたので、ご紹介します。
室温に関する規定
事務所衛生基準規則第5条第3項では、
「事業者は、空調設備を設けている場合、労働者を常時就業させる室の気温が18度以上28度以下になるよう努めなければならない」
と定められています。
私も後輩から、事務所の温度をどうにかしてほしいと相談されたことがありました。たしかに、夏場は30度を超えたり、扇風機もない部屋で作業するのは苦でした。
これによって、一部店舗では事務所でエアコンの仕様を許可してもらった経緯もあります。
まとめ
厚生労働省の労働安全衛生規則によれば、実際には座って作業をすることが可能で、労働者の健康を守るために椅子の設置が義務付けられています。
さらに、事務所の室温についても18度以上28度以下に保つ努力が必要とされています。近年、日本でもこの取り組みが進んでおり、従業員の負担軽減と業務効率の向上に貢献しています。
今後、さらに多くの店舗で座って作業することが一般的になることを期待しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回もお楽しみに。