節約のデリ

節約&惣菜のお役立ち情報を発信していきます! 【スーパーの惣菜ってどんな仕事?】 【惣菜で月1万節約!!】 【おすすめ業務用食材!!】 など、節約して貯蓄を増やす方法を発信していきます!

2024年猛暑で売上アップ!猛暑で企業はどう対処していく!?

こんにちは!スーパーの惣菜担当"ひこめ"です!

 

今回のテーマは「2024年猛暑で売上アップ!猛暑で企業はどう対処していく!?」です。

この記事では、スーパーの惣菜店員目線で以下の事が分かります!

✔️ この記事のポイント
  • ・猛暑による売上増加の実態
  • ・特に売れた商品ジャンル
  • ・企業が取った具体的な猛暑対策

 

私について詳しいことは、こちらをご覧ください。

setuyaku-souzai.com

猛暑で売上が上がる!?:企業の動向アンケート

今回は帝国データバンクの「<緊急調査>猛暑に関する企業の動向アンケート|株式会社 帝国データバンク[TDB]」を使って細かく分析していきます。

www.tdb.co.jp

2024年の夏も、過去に類を見ない記録的な猛暑が続きました。

全国的に厳しい暑さが予想されており、これが経済にどのような影響を与えるかが注目されていました。

 

調査によると、猛暑に伴う消費行動の変化により、企業の11.4%が売上を伸ばしたと報告されています。

 

特に、小売業界においては約30.5%もの企業が売上を伸ばし、全体の平均を大きく上回る結果となりました。

 

この猛暑が、小売業における特定の商品需要を大幅に押し上げる要因となったことがわかります。

 

猛暑で売上が伸びた具体的な商品

猛暑による消費拡大は、ある商品に集中していることが調査で明らかになりました。

 

1. エアコン・空調設備関連


まず、最も大きな需要を記録したのはエアコン空調設備です。

 

猛暑の影響でエアコンの使用頻度が急増し、家電量販店ではエアコン本体の販売が活発化しました。

また、空調設備工事の依頼も急増し、設置工事やメンテナンスの需要が高まったそうです。

 

2. 清涼飲料水・アイスクリーム

次に、食品業界での売上増が目立ったのは、清涼飲料水アイスクリームでした。

 

猛暑により、体を冷やすための飲料やアイスの消費が大幅に増加しました。スーパーでも飲料水やアイスのの補充は頻繁に行っていました。

 

特に暑い日には、アイスコーナーの主力商品がなくなる現象も発生し、「今年も暑いなー。」と実感しました。

 

3. 熱中症対策関連商品

猛暑による消費拡大のもう1つの大きな要因は、熱中症対策グッズの売れ行きです。

 

熱中症は生命に関わる問題の為、これを防ぐためのグッズの販売が好調でした。

 

具体的には、「ファン付きウェア」「タオル」「夏物衣料」などの『衣類関連』のほか、「冷却グッズ」の『熱中症対策関連』商品の好調でした。

 

企業が行った猛暑対策

2024年の猛暑に対応するため、多くの企業が様々な対策を講じていました。

 

調査によると、企業の約9割(89.7%)が猛暑対策を実施していることがわかっています。

 

以下はその内訳です。

  1. 健康状態の把握(47.9%)
  2. 水分・塩分補給品や冷却商品の支給(46.1%)
  3. クールビズの実践(44.0%)
  4. 扇風機やサーキュレーターの活用(43.3%)
  5. 熱中症予防、応急処置の学習(39.0%)
  6. ファン付きウェアやサングラスの使用(29.8%)
  7. 空調設備の温度設定の見直し/設定温度の撤廃(26.8%)
  8. 空調設備の増設(19.5%)
  9. 休憩時間の追加・延長(12.3%)
  10. 遮熱シート・ブラインドや遮熱塗装の使用(8.6%)​ 
  11. 時差出勤やフレックスタイム制の導入(4.7%)
  12. 臨時的な休暇の設定(4.3%)
  13. リモートワークの強化(3.7%)
  14. 営業(就業)時間の短縮(3.5%)
  15. 機械等に冷却用品をつける(2.1%)
  16. サマータイムの導入(1.5%)
  17. その他の対策(1.3%)​

 

柔軟な働き方の推進状況

2024年の猛暑に対して、企業が取った対策として「水分補給品や冷却商品の支給」「クールビズの実施」などが多く見られましたが、柔軟な働き方の推進に関しては、対策を取った企業の割合は低水準にとどまっています。

 

例えば、以下の柔軟な働き方に関する対策を取った企業の割合は次の通りです。

 

  1. 休憩時間の追加・延長:12.3%
  2. 臨時的な休暇の設定:4.3%
  3. 時差出勤やフレックスタイム制の導入:4.7%
  4. リモートワークの強化:3.7%


このように、従業員の健康を守りながら、作業環境や時間を柔軟に調整する取り組みを行っている企業は少数派となりました。

 

猛暑の影響が強まる中で、今後はこれらの柔軟な働き方の普及も視野に入れないといけないかもしれません。

 

まとめ

2024年の猛暑は、エアコンや食品関連商品、熱中症対策グッズといった特定の商品の需要を大幅に増加。

企業にとっては大きなビジネスチャンスとなりました。

 

特に、小売業界では売上を伸ばす企業が多く見られ、30.5%の企業が猛暑の恩恵を受けたことがわかっています。

 

猛暑の中で売上が伸びた商品は、エアコン関連商品清涼飲料水アイスクリームなど。企業は来年も積極的にマーケティングや商品展開を行う必要がありそうです。

 

また、猛暑対策としては、従業員の健康管理に重点を置いた水分補給品の支給や、クールビズの導入空調設備の見直しなどが多くの企業で実施されていました。

 

特に小売業界では、季節に応じた商品展開や、消費者ニーズに合ったサービス提供が鍵となりそうです。