こんにちは！スーパーの惣菜担当"ひこめ"です！
今回のテーマは「家カレーが1食364円⁉値上がりするカレーライス事情：カレーライス物価指数2024年9月」です。
この記事では、スーパーの惣菜目線で以下の事が分かります！
- ・2024年９月のカレーライス物価指数
- ・家カレーがなんで値上がりしたの？
- ・スーパーの惣菜のカレー：作る側のメリット・買う側のメリット
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カレーライス1食あたりのコストが過去最高に！！
2024年11月11日、帝国データバンクの「「カレーライス物価指数」調査（2024年9月）｜株式会社 帝国データバンク[TDB]」によると、9月のカレーライス1食あたりの調理費用が364円に達し、過去最高値を更新しました。
前年同月（2023年9月）の307円から57円の大幅上昇を記録し、物価高騰の影響が顕著となっています。
特に注目すべきは、「ごはん（ライス）」の価格上昇で、前年同月の90円から131円へと大幅に値上がりしました。一方で、「カレー具材（肉・野菜）」も前年の189円から205円に増加し、全体のコスト上昇に寄与しています。
「カレーライス物価指数」とは？
「カレーライス物価指数」は、カレーライスの調理に必要な原材料や水道光熱費の価格を基に算出された指標です。
2020年平均を100とした場合、2024年9月の指数は133.1に到達。前年同月比では18.8％の上昇を記録しました。
| 項目 | 2024年9月 | 前年同月 | 増加率 |
|---|---|---|---|
| ごはん（ライス） | 131円 | 90円 | +41円 |
| カレー具材 | 205円 | 189円 | +16円 |
| カレールー | 25円 | 25円 | 変化なし |
| 水道光熱費 | 4円 | 3円 | +1円 |
コスト上昇の背景
なぜこんなに値上がりしているのでしょうか？見ていきましょう！
1. 米価格の高騰
主食である米の価格は、2024年産米を中心に店頭価格で前年比3～5割高となる急騰を記録しています。
2. 輸入牛肉の価格上昇
円安を背景に、輸入牛肉の価格が上昇。一方、野菜類の価格はピーク時より下落傾向が見られるものの、カレー具材全体のコストは依然高水準を維持しています。
3. 光熱費の増加
炊飯や調理に必要な電気・ガス料金がわずかに増加。これも調理費全体に影響を与えています。
今後の予測
2024年10月の「カレーライス物価」は1食あたり380円に達する可能性があると予測されています。
これは、米価格のさらなる上昇が見込まれるためです。一方で、野菜類の価格が下落基調を続けた場合、「カレー具材」の費用が1食200円を下回る可能性も示唆されています。
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帝国データバンクの次回の調査予定
帝国データバンクによる「カレーライス物価指数」の次回発表は、2024年12月10日に予定されています。
今回の調査は、家庭の食卓における物価高の影響を定量的に示すものであり、特に「カレーライス」という身近な料理を通じて現状を明らかにしました。
今後の動向に注目が集まります。
スーパーの惣菜カレーが「お買い得」な理由
製造側のメリット
スーパーのお惣菜コーナーでは、カレーが定番商品として多くの店舗で展開されています。
その理由は３つ！作る側も、買う側もメリットがあります。
- 製造のしやすさ：ポーションタイプや1kgサイズで作られているものが多く、温めて盛り付けるだけなので大量生産が可能。
- ストパフォーマンス：ご飯とカレーというシンプルな組み合わせで、安価な提供が可能。一時198円で販売していたスーパーもありましたが、現在でも298円から提供しているお店があり、安いイメージは根強く残っています。
1パック298円（税込み321円） - メニュー展開の自由度：トッピングを変えるだけで季節感や個性を出せるため、商品開発がしやすい。
トッピングを変えることで、バリエーション豊かに展開できる。
上記アイテムの金額は、398～580円。
これらのメリットにより、惣菜カレーは製造面において大変メリットがあります。
買う側のメリット
買う側にも以下のような利点があります。
- コストパフォーマンス：家庭で一から作る場合、食材費や光熱費がかさみます。一方、惣菜カレーは1人前から手軽に購入可能。例えば、298円程度で販売されるカレーは、自宅調理よりもコストを抑えられるケースが多いです。
- 手間いらずで時短：下ごしらえや調理の時間が不要なため、忙しい日や疲れている日でもすぐに食べられます。温めるだけで美味しいカレーが楽しめるのは大きな魅力です。
- 選べるバリエーション：家族それぞれが好きなカレーを選べるのも惣菜ならでは。スパイシーなカレーからお子様向けの甘口まで、家庭では用意しにくい多彩な種類を楽しめます。
これらのポイントから、惣菜カレーは「手軽さ」「経済性」「選択肢の豊富さ」を兼ね備えた便利な選択肢といえます。
家族でそれぞれ違うカレーを買うのも楽しいかもしれませんね！
