
「ケンタッキーのオリジナルチキンが届かない!?」
そんなことあるの?と思いますが、ニチレイグループで起きた不正アクセスによるシステム障害が、KFCの食材配送に波及しています。
発注どおりの食材納品が難しく、店ごとの在庫次第で品切れや営業時間短縮が起こり得る状況です。ただし、KFCは特定の商品名を挙げた全国販売停止は発表していません。
KFCはいつから影響?食材納品とネット注文の状況
日本KFCの7月15日更新の案内によると、ニチレイロジグループで障害が起きたのは7月13日。7月14日以降の納品は発注どおりに受け取ることが難しく、影響対象はKFC全店舗です。商品の一部品切れ、販売メニューの制限、営業時間短縮、臨時休業の可能性があります。

公式アプリ・ウェブのネットオーダー、モバイルオーダー、デリバリー、各種クーポンも一時停止中です。7月15日時点でKFCは復旧見込みを「未定」としており、来店前に店舗の営業状況を確認するよう案内しています。
ニチレイは7月17日から順次業務開始予定。ただし完全復旧ではない
ニチレイは7月15日の第2報で、第三者によるサイバー攻撃を受けたことを確認したと発表しました。冷蔵倉庫の入出庫業務と、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に影響が続いています。攻撃の詳しい手口や侵入経路は、二次被害を防ぐため公表していません。
被害を受けたサーバの一部には個人情報が保管されていたため、ニチレイは個人情報保護委員会へ「漏えいのおそれがある事態」として報告しました。実際に漏えいしたかどうかは、引き続き調査中です。
外部のセキュリティ専門会社と対策を進めたうえで、7月17日から影響を受けた業務を順次開始する予定です。ただし、これは全配送・全システムの完全復旧を意味しません。KFC側もネット注文やデリバリーの再開日を発表しておらず、17日にただちに通常営業へ戻るとは限りません。
過去のアサヒ・アスクルはどうなった?復旧にかかった時間
物流を含むシステム障害は、復旧に時間がかかる場合があります。アサヒは2025年9月のランサムウェア被害後、電子受注を12月に再開し、物流業務全体が通常化したのは2026年2月でした。アスクルも2025年10月のランサムウェア被害後、ネットワーク分離や認証強化を進め、ウェブ注文を11月12日から段階的に再開しています。
ニチレイは復旧に向けて動き始めましたが、KFCの各サービス再開は別途の公式発表を待つ必要があります。