今日のテーマは「トウ立ちした玉ねぎの使い道と活用レシピ」です。
春になると、家庭菜園では玉ねぎがトウ立ち(薹立ち)してしまうことってありますよね。
私も今年、育てていた紫玉ねぎが一部トウ立ちしてしまいました。
「もう玉も大きくならないし、使えないかも…」
と諦めていませんか?
実はトウ立ち玉ねぎ、花茎や花芽までしっかり活用できるんです!
今回は、収穫した紫玉ねぎを余すところなく使って、“かえしで作る牛豚丼”を作ってみました!
トウ立ち玉ねぎとは?
トウ立ちとは、玉ねぎが花を咲かせようとして、茎や花芽が伸びる現象のこと。
この状態になると玉の肥大は止まり、中心に硬い芯ができます。
特に春先、気温差や植え付けのタイミングによってトウ立ちしやすくなります。
- ・玉が大きくならなくなる
- ・中心に芯(硬い茎)ができて食感が悪くなる
- といった事が起きますが、早めに収穫すれば十分食べられます!
トウ立ち玉ねぎの使い道(部位別)
部位ごとの特徴と使い道をまとめました👇
玉の部分
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中心は硬くなりがちなので、スライスして炒め物にしてしまえば問題ありません。
花茎(トウ)
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見た目はにんにくの芽っぽいけど、炒めるとトロッと柔らかく炒めやすい - シャキッと感も少し残り、炒め物にぴったり
花芽(つぼみ)
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小さいうちは炒めてもOK - 大きく育ったら天ぷらが絶品!
葉の部分
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細く刻めば長ネギ代わりに使える - 丼やうどんのトッピングに最適
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味付けの決め手「かえし」とは?
次にご紹介する牛豚丼レシピでは、味付けに「かえし」を使います。
「かえし」とは、醤油・みりん・砂糖を煮詰めた和風の万能調味料です。
味付けが一発で決まり、丼ものや煮物にぴったり!
かえしって何?という方はこちらの記事を先にご覧ください。
▶地元のお店で教わった出汁の取り方:焼鳥のたれ・そばのつけ汁・煮物のたれ・おでんの作り方 - 節約のデリ
▶失敗できない!?自宅でできる!豚肩ロースを使った柔らかチャーシューの作り方 - 節約のデリ
- このかえしに、調味料を加えて何にでも使える万能調味料を作っていきます。
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焼き鳥のたれ・すき焼きのタレ・肉じゃがのタレ・カツ丼のタレなど基本はコレ1本で作ることができます。
何にでも使える「かえし」を使った万能調味料の作り方
- ・かえし醤油 300g (醤油1リットル・三温糖180g・みりん40gを煮詰めたもの)
- ・みりん 200g
- これをひと煮立ちさせて、1週間ほど冷蔵庫内で熟成させます。
一度作っておけば、醤油の賞味期限まで日持ちするので、製造後は冷蔵庫で保管することをおすすめします。
牛豚丼レシピ
材料(2人分~3人分)
- 牛バラ肉…100g
- 豚バラ肉…100g
- トウ立ち紫玉ねぎ…1玉(スライス)
- 花茎・花芽…すべて使用します。
- かえし…大さじ2〜3
- ご飯…2膳分
作り方
- ・豚肉を炒めて一度取り出す
- 残った脂で玉ねぎ・花茎・花芽を炒める
- しんなりしたらかえしを加えて一度煮立たせる
- 肉を戻して、赤い部分がなくなるまで炒める
- 火を止めて15分放置。味がしみて肉も柔らかに。
スーパーのお惣菜を作る際も、漬けておくという工程は多くあります。濃いめのタレを絡めて終わりとか、漬けて何分後に取り出して盛り付けなど、なるだけ火を通しすぎない工夫で、安い食材でも美味しく仕上げられます。
- 盛り付け前に、軽く温めてから、ご飯にのせたら完成です!
まとめ
- トウ立ちした玉ねぎは加熱をすることで、美味しくいただけます。花茎は、とろっとした食感で、玉部分とは違う味わいがあるので、ぜひお試しください。