【2026年最新】食品値上げは本当に終わった?今後の食品価格はどうなる

2026年2月27日、帝国データバンクから「食品主要195社」価格改定動向調査の最新データが公表されました!
資料に目を通して、まず感じたのは
値上げラッシュはいったん落ち着いたように見える。
けれど、終わったとは言い切れない。
ということ…。
今どうなっているのか、そしてこれからどうなりそうかを帝国データバンクのデータをもとに分析していきます!
- 【2026年最新】食品値上げは本当に終わった?今後の食品価格はどうなる
- 2026年3月の値上げは本当に減ったのか
- なぜ値上げは落ち着いて見えるのか
- ① 供給ショック由来の値上げが一服しつつある
- ② 企業側が価格転嫁のタイミングを探っている
- ③ 買い控え・PBシフトが進んでいる
- それでも安心できない理由
- 2026年後半の食品価格はどうなる?
- まとめ
2026年3月の値上げは本当に減ったのか
帝国データバンク「食品主要195社 価格改定動向調査(2026年3月)」では、2026年3月の値上げは684品目とされています。
前年同月比では▲73.0%(1,845品目減)。数字だけ見れば、かなり減っています。

さらに、単月で値上げが1,000品目未満の状態は、2025年11月以降5カ月連続。
ここだけ切り取れば、「ようやく落ち着いてきた」と感じる人も多いはずです。

参考として、資料の年次推移も見てみます。
- 2023年:32,396品目
- 2024年:12,520品目
- 2025年:20,609品目
- 2026年:4,493品目(2月27日時点で判明している1〜6月分)
2026年の「4,493品目」は年間確定ではなく、現時点で公表されている分だということを忘れてはいけません。年後半にまた上がるかもしれません。
なぜ値上げは落ち着いて見えるのか
なぜ、ここまで静かになったように見えるのか。背景にはいくつかの動きがありました。

① 供給ショック由来の値上げが一服しつつある
小麦や食用油で話題になった「記録的不作」「在庫不足」など、供給ショックをきっかけとした値上げは、いったん落ち着きつつあると整理されています。
② 企業側が価格転嫁のタイミングを探っている
一気に上げれば売れなくなる。これは売場に立っていると肌で感じます。メーカーも、どこまで転嫁できるのかを見極めながら動いている印象です。
③ 買い控え・PBシフトが進んでいる
実際、売場では安価なPB(プライベートブランド)に手を伸ばす方が増えています。値上げが続けば、行動は変わる。そうなると、メーカーも強気一辺倒ではいられません。
それでも安心できない理由
とはいえ、「もう値上げは終わった」と断言するのは早そうです。
値上げの理由を見ていくと…

- 原材料高:99.2%
- 包装・資材:69.8%
- 人件費:60.7%
- 物流費:66.5%
- エネルギー:50.1%
- 円安(為替):3.3%
ほぼすべての影響を受け値上げが行われていました!
加えて、人件費や包材は一度上がると簡単には下がらない性質があるので、しばらくは今の価格が維持されるかもしれません。
2026年後半の食品価格はどうなる?

いまは落ち着いた状態でも、後半に向けて気になるのが円安リスクです。
現時点では円安を理由とする割合は低いものの、資料では円安が再び進めば、輸入原材料価格を通じて値上げ圧力になり得ると示唆されています。
確かに、最近スーパーの鶏肉なんかはすごい値上げされていまよね。
私も唐揚げを作るのに鶏肉を仕入れますが、為替の影響なのか毎月鶏肉の仕入れ原価が上がっています…。
消費税減税の議論もあり、家計には追い風になりそうな面もありますが、財政悪化への懸念から円安圧力が強まる可能性も指摘されています。
2026年後半は、大きな波というより、じわじわとした再値上げが広がる展開も考えられそうです。
まとめ
2026年春の食品値上げは684品目と前年より大きく減り、いったん落ち着いたように見えます。
それでも、原材料高は99.2%とほぼ全品目に影響し、人件費や包材コストも高止まりしています。供給ショックは和らいできましたが、構造的なコスト上昇は続いています。
年後半に円安が再び進めば、価格を押し上げる可能性も否定できません。値上げは終わったというより、形を変えながら静かに続いている、そんな印象でした。
■出典:帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査 ― 2026年3月」
(集計:2026年2月27日時点の公表資料等に基づく)