今日のテーマは『備蓄米と小泉農水大臣の対策』です。
6月から本格的に備蓄米が各スーパーや、ホームセンターで売られ始めました。
近所のホームセンターでは、朝入荷してから14時には完売したとの情報もありました。
実はうちのスーパーでも、欲しいお米が税込みで5,000円を超えてしまい、
パート仲間と「これじゃ買えないよね〜」なんて話していたところです。
でも6月に入ってから、国が動きました。
備蓄米の放出、小泉農水大臣の発言、コンビニでの格安販売…。
ニュースが目まぐるしくて「結局どうなってるの?」と混乱している方も多いはず。
今回は、6月3日〜10日までの出来事を日付順で整理しつつ、
「私たちは何を知っておくべきか?」をわかりやすくまとめました。
6月3日から10日までの備蓄米に関するニュース(日付別)
▶備蓄米に関する記事まとめ
◆6月3日(火)
- 東京の某スーパーで備蓄米に1000人の行列、中には徹夜組も出現。
- 国会でも「予想以上の需要」「農水省の供給計画ミスでは?」と議論に。
◆6月5日(木)
- JA全農が備蓄米の出荷状況を初公表。
- 第1・2回分で出荷済みは13.8万トン超、日量約4,000トンで全国へ供給中。
◆6月6日(金)
- 小泉大臣が参院決算委員会で「備蓄米は必要に応じて無制限に放出する」と発言。
- 「これは緊急事態か?」の質問に対し、明言は避けるも危機感をにじませた答弁が印象的でした。
◆6月9日(月)
- Reutersが「小泉大臣、輸入には否定的」と報道。
- あくまで「国内備蓄で対応する」方針を堅持する姿勢を明らかに。
◆6月10日(火)
- 20万トンの備蓄米追加放出が発表!これまでの累計60万トンと合わせ、合計80万トン超へ。
- 初めて古古古古米(2020・2021年産)が対象に。5kg=1,700円前後。
- 「スーパー等での高値転売を原則禁止」へ。法整備も視野に。
- 日本酒メーカーなどへの用途拡大も検討中。
小泉大臣の発言まとめ
小泉大臣の主な発言を時系列でまとめると、こんな感じです。
- 「足りない分はどんどん備蓄米を出す」
- 「価格が安定するまで無制限に放出する覚悟」
- 「スーパー等が高値で転売するのは禁止方向で法整備」
- 「備蓄米が尽きたら外国産米の緊急輸入も考える」
- 「消費者に安心してもらえるよう多角的な用途提供(酒・加工)も視野に」
強気な発言が目立ちますが、裏を返せば「それだけ追い詰められている」とも取れますよね。
コンビニ各社の販売状況(比較)
各社の価格や展開時期は少しずつ違うので、表にまとめてみました!
コンビニ | 先行開始日 | 容量 | 価格(税込) | 全国展開時期 |
---|---|---|---|---|
ローソン | 6月5日 | 1kg・2kg | 389円・756円 | 6/14〜(2kg)、6月下旬〜(1kg) |
ファミリーマート | 6月5日 | 1kg | 388円 | 約2週間で全国展開 |
セブン‐イレブン | 6月17日予定 | 2kg(無洗米) | 約775円 | 6/17〜順次展開 |
💡ポイント:
- ローソンが最速展開&最安値(1kg)
- ファミマは購入制限ありで慎重なスタート
- セブンは遅れて始まるけど「無洗米」で差別化
備蓄米が尽きたらどうなる?
政府は「あと30万トンを切ったら緊急輸入を検討」と明言しています。
でも、専門家からは以下のような懸念も。
- 「食料安全保障が揺らぐ」:日本の自給率は38%。海外に頼ればリスクも大。
- 「災害備蓄がなくなる」:災害時の緊急支援用の備蓄がゼロになる可能性。
- 「輸入米は関税・品質管理の壁がある」:すぐには輸入できない現実も。
つまり、“輸入すればOK”という話ではないんですよね…。